畳(たたみ)の話
畳の歴史は古く、実は1300年くらい前からあります。
と言っても、当時の畳は今みたいなものではなく今でいう「畳表(ござ」)
を重ねて使っていたようで、折りたためることから”たたみ”と名付けられたようです。
”たたみ”が現在のような形になったのは平安時代以降で、この時代の畳は大変貴重なもので、
天皇や貴族の屋敷で主に寝具と使われていました。
鎌倉時代から室町時代にかけて書院造が完成され、武家屋敷にもたたみが使用されるようになり、現在のような建物の床材として使われ始めました。
大きな町では江戸時代後期より普及していた畳ですが、農村部や小さな集落などにまで普及し始めたのは、
明治時代以降、1300年以上の歴史を持つたたみですが一般的になったのは実は最近のことだったようです。
畳と特徴と効果
さて、では何故日本に”畳”は根付いたのでしょう?
畳表の原材料であるイグサは元々原産地はインドでシルクロードを辿って朝鮮半島に入り
その後日本に伝わったとされています。
イグサの代表的な利用法は”たたみ”なんですが、実は薬草としても優秀なイグサ。
平安時代以降からは長きにわたり薬草としての認識がされていたようです。
イグサの特徴
・一般的に酸性土壌に比較的強い性質を持っていること、
※酸性雨などによって心配される土壌でも育てることができるので、環境浄化に役立つと考えられている
・比較的湿度の高い地域で育ちやすいので環境の変化にも柔軟に対応できる
そんな風に日本風土に適した栽培条件なイグサですが具体的な効能として
畳床とイグサの相乗効果でもたらす調湿と適度なクッション性、香りによるリラックス性と集中力持続効果、
畳の凹凸は陰影という美を醸し、足裏を優しく刺激することで脳が活発化するという効果も。
畳という”モノ”を通じて体現したい”コト””ココロ”
そんなイグサを使った畳が持つ「健康生活を作り上げる大きな可能性」を掘り下げながら、
そこにプラスして生産者さんたちが淡々と積み上げている
”生きる”ということ
「畳のある暮らし」「自然と在る暮らし」という”共生”への感謝は、限りなく深い。
そんなココロの部分もブログやYouTube、などを介して表現していくことで、
”スペシャリーな平凡”への「気づき」のきっかけ作りが僕の役割だと思っています。
最後に
この度、ホームページをリニューアルしたのと同時にブログも色んな表現ができるようにしていただきました。
リニューアル後、一発目として書くブログは原点と決意表明的なものとなりましたが、
今後も色んなインプットとアウトプットを積み重ねがら、みなさんの人生にほんの1ミリだけでも、
「生きていてよかった」
と思える瞬間のきっかけとなれたら最高です。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
また書きます
ほっこりしようぜ
おしまい