さあ八代だ。
畳屋にころがりこみ、畳学校で手縫いを学び、どんどん惹かれていった畳の三大素材、畳表の国内シェア97パーセントを越える熊本県は八代。
初めて八代に訪れてからもう10年近くなるだろうか。
あの頃から何か成長できているのだろうか?
いつも八代に行く日はワクワクが止まんなかった。
だけど今日はワクワクというより故郷に帰る感じ。
大好きない草を大切に育て畳表を織って下さる親父的皆さんとたまに膝付き合わせて良いも悪いも酒を酌み交わす時間が、たまらなく好きなんだ。
実際今日八代に着くのは夜7時くらいなんだけど、もしかしたらみなさん出来上がっているかもだけど、すごく熱い夜になるんだろうな。
そしてそこが僕の畳屋の原点だと知っているから、
今日は潔く見栄も外聞も捨てて、い草に帰るよ。
そして9月30日、10月3日、10月25日は心から愛を語るよ。
なぜ何回も八代にいく必要があるのか?と問われたことがある。
断固言う。
俺たちは畳のスペシャリストだから、
最高の素材を学ぶのは当たり前。
最高の素材の生産者さんと心通わせたいと思うのは当たり前。
逆に何故行かないのかを問いたい。
熱くなっちゃいましたが、
僕は今八代に向かっている。
今日い草に帰ってまた愛を伝えていきます。
ほっこりしようぜ
おしまい