下町ロケットの好きな場面がある。
会社は二階建てだって話。
一階は飯を食う、生活していく上で必要不可欠な部分。でも一回だけじゃ窮屈だ。
だから二階がある。
二階に好きなことを持ち込んで
夢を描く。
一階だけじゃ人生つまらないし、
二階だけじゃ成り立たないし。
音楽でご飯を食べて行きたいと思ってた。
好きなように歌作って、歌って。
だけど、そうじゃない部分にいつも追われてた。
バンドメンバー探して、スタジオ入るためにバイトしてやっとこさライブしたら、またメンバーが辞めてまた募集して。
音録って送ったり、
オーディション行ったり、
じゃあまたメンバー居なくなって。
そして信じれなくなってきて。
帰ったんだ。
畳屋だった実家に。
でもそこでも一緒だった。
最初からは無理だったけど、濃ゆい5.6年を過ごすうちにやりたいことってのが畳屋の中に見つけられても、
やはり一階部分、生活のため、会社存続のためにやらなきゃいけないことってたくさんあって。
でも少し大人になったのかな?
そういったやらなきゃいけない仕事がないと、
やりたいことは成り立たないんだ。
そう思ったら、やらなきゃいけないことがありがたく思えてきて。
でも今日ね。
ありがたがるのは簡単だ。
ありがたがれる佐野畳屋目指すべきでしょって、言われたのね。
それが頭の片隅になんとなくあったものの、なんかズドーンってきたのですね。
そしてまた言われたのは、
新築時において、畳搬入は命を吹き込むようなものだって。
ありがいなぁー。
あっ!またありがたがっちゃった(笑)
本気でありがたがられる畳屋でありたいな。
これからますます。
ほっこりしようぜ
おしまい