スラムダンクで名をはせた大好きな「井上雄彦」さんって漫画家がいる。
スラムダンクは終わったけど、今なお、リアル、バガボンドという漫画を描いてくれていますが、
今日はバガボンドの話を少々。
バガボンドって宮本武蔵の話なんですが
、34巻くらいから(現在37巻まで)37巻まである村で農業をする時期があるんです。
宮本武蔵って剣豪の話なんですが、何故農業??
多分、宮本武蔵が人間である過程にどうしても農業に対する時間ってのを描きたかったんだろうって、
読んでいて感じる。
当たり前ですが、色んな対ヒューマン(VS人間)のシーンはずっと描かれていて、そうやって強くなってきたんだけど、
何故今更農業???
って時期に農業と向き合う。
しかも3巻強の長い描写で。
さすが井上雄彦さんだと思う。
これまで色んな自分を見つめなおすシーンがあり
、僕的にもうわぁって思う名言があってきたけれど、
36巻のあるセリフがい草と向き合う畳屋としてガツンと来たのでここに書き記したいと思います。
昔からお米つくりのうまい人がいて、がむしゃらに見様見真似でまねをするが、米どころかろくな田んぼすら出来ず、
それでも鍬で土を耕し続ける武蔵に諦め気味な農民が言う。
「もう冬が来る!土も凍る。そうしたら俺たちにはもう何も出来んぞ。
天と地の言いなりに生きるしかないんだから」
そう言われても耕す手を休めずこう言う武蔵。
「わかった。」
「違いは必ず米を作るという切実さ、真剣さ。」
そしてこう続ける。
「まだとことんまでやってない。」
こういった話や、戦争を描いた物語に出会ったとき、いつも思う。進み続けるテクノロジーが、便利さがないと売れない時代になった。
そういった時代に農家は立ち向かうのだ。それに準ずる、職人も。
とことんやろう。まだ始まったばかりだ!!!
台風で心配された我が家のお米が一部収穫された。
思った以上に被害は少なく、ほっと一息です。
また頑張ろう!!
そしてそれ以上に楽しんでやろう!!
ほっこりしようぜ
おしまい