天然素材をちゃんと紡いで行きたい訳

自然の流れでまだ東京にいる僕。

身体は元気なのに、まだ体内のウィルスが感染する可能性があるので、ドクターストップがかかっているような心持ちです。

昨日ありがたいことに急遽取っていただいたホテルがチェックアウト12時だし、故郷の天気状況から地球が一番暖かいとされる時刻の飛行機を予約しているので、この際のんびりしたろうと意気込んでましたが、

あれだけ意識の高い研修のあとののんびりは、

甲子園決まったのに、インフルエンザにかかったくらい辛いです。

だから研修内容を復習しています。

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うむ。

畳に触れたい(笑)

今のホテルの心境を

鳴かぬなら殺してしまえホトドギス。

をパロって吟じます。

和室なら刺してしまおうタタミバリ。

洋室で損しはりましたな(笑)

そう。

畳。

現在は手縫いというものは実践的にほとんどお目にかかることはないと思います。

機械化され、機械でしかうまく縫えない材料になり、手縫い道具も無くなっていく。

利便性と効率が重要視された畳。

それ自体が悪いとは思いません。

手縫い自体はしないものの手縫いを通して、畳の最大限を知り、機械で出来ることは機械で、時間短縮、安定性を図り、お客様の役に立つ。

それは最高に素敵なことです。

ただ、畳床と呼ばれる畳の芯材や畳表、縁など、

全てが機械ありきの効率重視になるのは断固拒否です。

実は畳のほとんどは田んぼで出来る超天然素材なんです。

お米を収穫したあとの稲わらを乾燥し、大変な作業を施し出来る藁床、そしてい草は畑違いならぬ田んぼ違いではありますが、

全てが自然の恩恵と日本人の知恵の産物なんです。
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藁床は手で縫える、現在主要の建材床は手で縫えない!
そういう畳屋目線ではなく、これが人間に優しいのは歴史が語っています。

これに麻や綿の縁を選べば、もう糸以外全て天然製品です。

※100パーセント天然糸は畳糸としてはもうほとんどありませんので。

じゃあ。
なぜ天然製品がいいのか?

それはもう皆さんが気づいているとは思いますが、

人に優しいから。
人が生きるという状態に極めて近い。
というか、人と自然は絶対かけ離せないんです。

人に優しいってことは、

短期的なものじゃダメなんです。

田んぼを
自然的に出来ていく。

それを知恵と身体をを使って役立つ形にしていく。

そしてそれが人の生活となり、

明日を作る。

不自然な何かは自然のバランスを崩し、
人のバランスを壊す。

僕には息子が2人いますが、
将来ちゃんと息子が、また子に伝えていきたいと思うような
モノ、コト、ココロを成して行きたい。

土と水と風。

草や木や人。

そんなものをちゃんと考えていきましょ。

東京にいると全てがあるように見えますが、

東京にあるほとんどが、田舎町から出来てきているんです。

人間ありきじゃない。

自然あっての人間なんですな。

未来に紡いで行きたいもの。

大先輩にいただいた大切なものを、
一時の欲望に見失ってはいけない。

自然と滞在を延長した東京のホテルで、
確かな決意を再確認した今日ののりたろーです。

故郷を大切に。

ほっこりしようぜ。

おしまい

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