雨音に聴く〜何もないのに全部ある時間〜

「雨好きですか?」

秋雨、夕立、霧雨

実は雨の種類って実は400種類以上あるってご存知ですか?



僕自身全然知らなくて、今日の雨は気持ちいいな!とかなんかジメジメ嫌な雨だなーとか、そのぐらいで
おそらく10種類も言えるかどうか???

今日言いたかったのはそこじゃなくて、実は現代人はそういった感覚、
例えば、風流を感じたり、季節感だったりの感覚がここ何十年かでかなり鈍くなってると聞きました。

昔の人は、雨に名付けたり、今の気持ちを句にしたり、例えばお月見などを楽しんだり、
お花見とか紅葉とかも含め今よりもっともっと四季折々を感じる機会、自然と在る時間が多かったので、その辺の感覚が鋭かったと言います。



良いことではあるのでしょうが、エアコンがあり、断熱性能の高さだったりが、家の機能の標準が上がって便利になってることで、

外との温度差が激しくなり、暑い、寒いの対策を

受動的なものにし、季節を楽しむ、暑さ、寒さの中に心地よさ、在り方を考えるなんて時間が減っている気がするんですね。


冬は白い息を吐きながら遊んだり、夏は汗にまみれて遊んだりすることも少なくなり、一年中同じような温度に保たれた部屋の中でゲームをするなどといった日常になったことで、だんだん雨を楽しんだり、寒さゆえに暖をとりながら楽しんだりする感覚を忘れてしまっているように思えます。

例外なくうちの息子たちもそうで、外で遊べばと言っても、ゲームの方が楽しいらしく、なかなか友達と遊びに外にいくこともなく、ゲームじゃないことしたらと言うと、「何をすれば良いの?」と遊び方も忘れつつあります。

ちなみに3歳の三男はまだ人形や、ブロックなどで適当に遊べます。

僕の好きな言葉で本阿弥光悦さんの言葉があるのですが、

「心が凝り固まって見えなくなっているだけで、素直に見れば、世界は美しくて元々」

とかなり要約を加えていますが、そのように言っています。

キャンプ、サウナ、禅、マインドフルネス、ヨガなど、

改めて自然や自分と向き合う時間を取るようなことが流行っているのも、

進みゆく文明、スマホやゲーム、デジタル社会の反動ではないかと思っています。

特にスマホはかなり危険ですよね。

わかっちゃいるんだけどなーって方も僕を含め多いのでは?

時には主体的に、何もしない時間を取るのは良いのではないかと思います。

雨音、風音、虫の声、お湯が沸く音など聴覚で楽しんだり、そこにあるお道具や空間を作り出す壁や天井、畳などのことに、心を巡らせながら過ごすのも素敵ですね。


あえて受動的なことは全部忘れて、主体的に考える時間を1日に意識的に取る。

すごく大事だと思う今日この頃です!!!

現実逃避ではく現実を受け入れ楽しむことができるならば、

それが本当の豊かな人生につながるのではないかと思っております。

ほっこりしようぜ

おしまい

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