年に7、8回はい草産地に行き、時には一緒に作業をする。
そして手を使い、頭を使い、機械を使い畳を作る。
今では月に2、3回はお茶のお稽古をつけていただいている中で、
右肩上がりで畳って最高だな!!って気持ちが高まっていく僕です。
そんな最高の畳を皆さんにも100%最大限に楽しんでいただきたいと、始めたのがブログとYouTubeで、
ぜひぜひ参考にしていただき、畳いいじゃんってなっていただき、
今あるものに感謝しながら人生を存分に楽しんでいただく一助になれたら最高です!!
僕が大好きない草、天然ならではの最大の恩恵は、色々あるのですが、
皆様にとっての一番のお役立ちポイントといえばリラックス効果だと想像しております。
そこで今回は、い草や畳がもたらすリラックス効果や癒し効果にフォーカスして、
参考にしていただくブログにしたいと思います。
五感のメカニズム
い草及び自然素材をふんだんに使った畳は、五感において味覚以外の感覚に優しく作用します。
視覚
まず自然の黄緑、茶黄色は目に優しくストレスを和らげ、開放感を与えたり気持ちを前向きにさせる色とされ、
視覚的に作用します。
聴覚
適度な湿度に保たれたい草は、歩けばサラサラという音がし、ゴロンと寝て手のひらでさすってみてもなんとも心地よい音がします。僕はお茶を習っていますが、凛とした空気の中で、お湯がたぎる音、お湯を注ぐ音、畳の音がなんとも心地良いです。
触覚
触覚は、今後記事を書く予定の和紙畳や樹脂畳といったものと大きく違う部分で、特に私がお勧めする
”素足”での生活においては全く違ってきます。足ツボマッサージでわかるように足裏の感覚がものすごく大事であると
僕は勝手に思っています。(勝手ですいません)
嗅覚
畳といえばまずあの何事にも変えがたいのがあの香り。
木の香りやお花の香り、自然素材の香りは本当に至福ですね。
今日はこの嗅覚について掘り下げて感覚的なリラックス効果を、ロジカルに紐解いていきたいと思います!!
嗅覚だけ実は本能的
通常五感と言われている感覚機能のうち、視覚、聴覚、触覚、味覚の4種類は外部から受けた刺激を電気信号のような形に
変換し脳の大脳皮質を通ってから大脳辺緑系へと届けられます。つまり大脳皮質という回路にワンクッション置いてから、どのような刺激かを大脳辺緑系に判断させています。
それらに対して嗅覚だけは、大脳皮質を介さずダイレクトに大脳辺緑系に届けられる。
つまり「におい」や「香り」は”快”や”不快”や”情動”と関わっている重要な器官なんです。
梅干しの香りで酸っぱい顔になったり、口の中に唾液がジュワッとなるのもそういったロジックですし、
少し前に流行った『香水』という歌にある「ドルチェ&ガッパーナ」の香りで
別れた彼女を思い出すのもロジックがあったのですね。
畳の部屋は森林浴効果?
い草の主な芳香成分となるのが「フィトンチッド」と呼ばれる物質で、これは別名”森林の香り”と呼ばれています。
畳の部屋はつまり部屋の中に森があると言っても過言ではないという研究結果も出ています。
それに加え、バニリン、αシベロン、ジヒドロアクチニジオリドという成分も含まれており、
主にリラクゼーション、アロマテラピー、紅茶と同じ芳香成分からもたらされる癒し効果も期待されています。
最高ですね。
森に行きお湯を沸かし、好きなお茶を入れ飲む。
森ガールの気持ちが家で味わえるんですね!!
森には行きたいよーーって気持ちわかります。僕にとっても森は森ですから(森好きのりたろー曰く)
ただお忙しい日々、夜家に帰り、湯船にゆったり使った後、ほてった体で畳の部屋に行き、大好きな音楽と、本、
大好きな飲み物を持ってゆったりする。
そんなことが家でできるのも”自然素材の畳”の最高なところです。
終わりに
佐野畳屋がい草をおすすめする理由①としてリラックス効果にフォーカスしてブログを書きましたが、いかがでしたでしょうか?参考になりましたでしょうか?
い草をお勧めする理由は③まで続きますので、ぜひまた別の視点からい草を知る参考にしていただけたら幸いです!
ではまた
ほっこりしようぜ
おしまい