昨今、畳と一言にいっても、たくさんの素材ががあります。
缶コーヒーだけでも選びきれないくらいの商品数があるくらいに?
いえ。
畳は違うんです。大きく分けて、和紙?樹脂、い草と三種類ありますが、
これは缶コーヒーでいうメーカーの違いではないんです。まあ無理やりコーヒーで押し通すなら、
缶コーヒーといかしたバリスタが入れたドリップコーヒーくらい違います。
まあそれ以上に違うかもしれません。
それはなぜか?
とかいう僕もたまにい草ではない表を付けることがあります。
まあ結構な比率で付けたことがあるからこそ言えるい草の良さだともいえます。
カラー畳なんかはほんとバリエーション豊富ですし面白いですもんね!!!
でもね。
残念ながら香りがないんです。
香りがないところか人によっては臭いという方も。
(臭いに関してはい草でも言われることがありますが)
人間には五感というものがあります。
嗅覚以外の4個は外部から受けた刺激を電気信号のような形に変換し、
脳の大脳皮質を通ってから大脳辺緑系へと届けられます。
つまり間にワンクッション入ってから判断するのです。
それに対し、嗅覚だけは大脳皮質を通りません。
外部から受けた香りやにおいの刺激は、
電気信号へと変換された後、直接大脳辺緑系へと届けられます。
大脳辺緑系は、別名『嗅脳』と呼ばれるほど嗅覚と関係し、
快や不快や情動と関わっているとても重要な器官なんです。
よって香りだけはより本能的に感情に関わり、素早く体に影響を与えるのです。
い草の主要成分はフィトンチッド『森林の香り』と言われています。
またほかにジヒドロアクチニジオリドという紅茶に含まれる芳香成分や
αシペロンという成分やバニラのような甘い香りのするバニリンなど
大きく4種類の芳香成分がい草の香りの50%前後をしめています。
い草畳を敷くと言うことは部屋に森を作ると言っても過言ではないんです。
佐野畳屋が来年より正式契約栽培していただきブランド販売する泥染めをしていない草はまたバニリン以外の3成分がより強く、草原のような香りがしますよ!!(これについてはまた詳しく書きます)
ずばり、泥染しようが泥染してなかろうが、
畳の間はまるで森のようない癒し効果があるというわけです。
これはい草以外には決して出せない天然ならではの効能で、
日本人が守っていくべき文化だということだと思います。
でもカラー畳で遊びたい。ちょっと変わった畳の間にしたい。
そういう時代だということも重々理解しております。
もちろん王道を行っていただきバシッと無地ヘリなんかで凛とした空間も表現できますが、
カラーによる彩り。
バリエーション豊かなダイケンさんの表に目移りしちゃう気持ちも本当よくわかります。
じゃあ、『い草と生きる。』を理念に掲げた佐野疊屋は
上記にあるようない草ならではの香り、効能をもとにこんなん始めますよ!!!
さらに
そして
いやあ。
これ全部い草ですよ!!
琉球表は七島いと呼ばれる少し違いますが、もちろん100%天然素材です。
なんてったってカメラマンがいい。
カメラウーマンですけど。
色んない草素材も、
こんな素敵な写真も
11月28日新聞折り込みされるチラシも
ホームページも、
アドバイスくれる諸先輩がたも、
家族も友達も、そして佐野疊屋を応援してくれるお客様方も
すべてが本当にありがたいなー。(ほっこり)
追伸 今日は妻の友人の結婚式。
家族ぐるみで仲良くさせてもらっていて、なんとのりたろー披露宴の入場曲を歌うことに。
果たして新郎新婦は無事入場できるのか?(笑)
明日のブログでどうなったか書きます!!
もし書かなかったら射殺されたのかも(笑)
ほっこりしようぜ
おしまい