「氷が溶けると何になる?」
そんな質問を小学生に投げかけた時、なんていうと思いますか?
「水になる」
そう答えたのがほぼ全員。
その中の一人はなんて言ったと思う?
昨日FMラジオの特別番組「未来授業」の中で聴いた一説が印象的でした。
そう。
「氷が溶けたら何になる?」という質問に対し、
「春になる。」
素敵ですよね。
多分皆さん水になると教えてもらってきたと思います。
大人がこんなこと言うと、変わり者だとか、ただの言葉遊びだとか言われそうです。
協調性って意味では水になると言ったほうが無難なのかもしれませんが、
僕はこの春になると言った子供を抱きしめたい。
じゃあ僕が抱きしめたらどうなると思います??
逮捕ですよね。(笑)
じゃあ僕が、キムタクだったら?
たとえその子がキムタクを知らずにその子的には僕が抱きしめた時と同じ心境だとしても、
周りが通報はしませんよね。良かったねーーって言うと思います。
畳も、というか世の中にあるモノ全部そう。
すべて体験(見たこと、聞いたこと、触ったこと、食べたこと、感じたこと)
五感からからなるイメージで構成されている。
結局わかったようで何にもわかってはないし、
特にわからなくてもなるようになる。
行ってはいけない深みに入っていきそうなので、今日はこの辺でやめときます(笑)
想像を掻き立てる。
それが出来れば何でも売れるんです。(採算が合うかは別にして)
先日柳川からの帰りの高速パーキングで思ったこと。
イカ天って食べたことあります?
僕はイカ天が食べたかったわけではなく、ただトイレに行きたかっただけなんです。
でもイカ天という言葉と、見た目が、僕の体験を呼び起こし、
あれ食べながら帰れば楽しいんじゃん。
ってなって買ったんです。
よくラーメンの話ししててもう口の中ラーメンですよって言う方いますけど、
当然口の中に昨日のラーメンが残っているわけではなく、
ラーメンが美味しかった経験が脳のどこかから顔を出してるんですよね。
何が言いたいかというと、
畳、い草のイメージって良いモノとして残せてますか?
僕の大事にしている言葉に『日ごろ往生』ってありますが、
ただの商売道具として畳を見て、ただの商売相手としてお客さんと接している限り、
い草に未来はないです。
どんどん変わっていく、そういうことを学び続ける大手、世の中に淘汰されて行くでしょう。
逆に僕はい草がどういう風に人の役に立てるのか?それだけを探求しています。
”い草は畳にとどまらず”
素材として色々役に立っていければいい。い草にしか出来ないこと、自分にしか出来ないことがきっとある。
世の中にとらわれず、相手だけを本気でみればいい。
それが大衆的ならば大手企業にもなりうるし。少数的なら知る人ぞ知る専門店だね!
儲かる儲からないだけで考えたらもっと何かを探したほうがいいかもしれませんが、
僕は家族とい草生産者さんと笑いたいのですから。それでいい。
それだけを見つめてみてもめちゃめちゃ可能性に満ちてますけどね。(ぐふふふ今に見てろよ)
はい。というわけで
注文頂いてた畳雑貨やっとできました。
オリジナルのギターの縁とい草、そして裏地は竹炭シートで仕上げました。
どうやら結婚式の引き出物として選んで頂いたようで、
そんな良き日に携われたことを本当に嬉しく思います。
かなり遅くなりましたが。。。。(ごめんよ)
い草を通じ、みんなの役に立てることに感謝ですな。
まだまだこれからどんどん行くぜい!!
い草の伝道師加速中!!!
ほっこりしようぜ
おしまい