この畳を買ってくれた人がでちょっとだけでもハッピーになれますように。

『今、私たちのまわりから完全に畳をなくしてしまうと、もう日本人ではなくなってしまうと思えるほど、生活の中で重要な役割を担っているのに、私たちはその畳を意外にぞんざいに扱っています。年に一度か、二度の大掃除のときにでさえ、むかしのように畳を上げて外に出し、お日様に当てて、埃をはたくなどということはしなくなり、畳に対する感謝の気持ちが薄らいだのでしょうか。
ビニール製の畳でも、本藁の畳でも、どちらでもよく、なんとなく畳らしくあれば、それで満足している現代の世の中では、いずれ畳カーペットなどというものがあらわれて、お花見のゴザみたいに洋間の床の上に敷いて、「これが本当の畳の味です…違いのわかる男…」などといって、ビールでも飲んでいる姿が21世紀の日本だったりすると、畳とはいったいなんだったのだろうかと思い悩んだりもします。

「畳は日本文化の母なり」

日本文化のすべては畳から始まり、そして育ったといっても過言ではありません。
保温性、耐久性、反復性、そして足ざわり、肌ざわりと、すべてにわたって満天の床材は畳をおいて他にはありません。
そして、床からはがし、外に持ち出して日に当てれば、殺菌と畳の生き返りが計れるという、これほど便利な床材はありません。
しかし、その畳が、その本物の畳が、本物の畳でなくなるときに、茶室も本物ではなくなってしまうのでしょうか。

根岸照彦著「自慢できる茶室をつくるために」より引用

うーむ。かなり懸念が現実になってきていますね!
でもね。
今まではい草の畳が当たり前だったんです。今比べるものが出てきたからこそ、上記のような懸念も生まれるんです。
比べていただいて大いに結構。い草にしかないコトってたくさんあります。(逆もしかり)

今、僕はい草の伝道師としてい草の在り方を考えています。

最近は昼機械を主に使った借家や新畳をつくり、夜は手作業の仕事をしています。
手作業は時間がかかりますが、素材の特徴がすごくわかります。

やはりい草の独特の香りと風合いは最高ですね!!

その香りと風合いを生かした新商品が近日発表できそうです。

とりあえず先駆けとして、贈り物に採用して頂きましたので心を込めて作っています。

”CHIBI_TATAMI””寝ござ”に続く企画もの第3弾となりそうです。

乞うご期待です。

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