“One life infinity ”
を佐野疊屋のスローガンに掲げた。
命は一つ、可能性は無限大!!
畳も生きとし生けるすべての人たちも可能性に満ちている。
だって生きているんだろう?
人間は選択し、決断できる生き物
うまくいくまで諦めなければうまくいくんだ。
先日以畳の裏返ししました。
※裏返しとは今ついてる畳表を一旦剥がし裏返して縫い付ける。
その際畳縁は新しいものに交換するという作業。
そこで思ったんです。
大体裏返しの目安は新しくしてから3年から5年とされています。
僕的には5年から7年で良いと思っています
良い表を使った場合はとくに。
そして裏返してまた5年くらい使う。
計10年から12年は一枚の表で楽しめます。
しかも床材(中身)は替えなくて良いんです。
しっかりしたものを選び、ちゃんと管理すれば25年から30年
中には補修のみで50年から100年ものも。
商売あがったりですね(笑)
でも良いんです。
人と地球に優しければそれが一番。
最高でしょ。
畳には1300年の歴史があると言われていますが、
この今風で言う”エコ”な感じがなければ途中で廃れたと思うんですよね。
結局自然あっての人間、動物ですから。
そして生産者さんあっての卸し屋さん、加工屋さん、小売屋さんでしょう。
もっと生産者さんを大切にすべきですよね。
写真は幼馴染で、共に親とお米作りをやっている子せがれ農家のK君。
(ここまで写真出しといて今更イニシャルトークの意味あるのか?)
いつも工房にも、路上にも差し入れを持ってきてくれるんです。
というのも、わがふるさと地区が後継者問題でお米つくりを担う若者がおらず、
廃れてしまう危機なんです。
だからK君とはよくその話をします。
第二の故郷、八代のい草もまさにそう。
い草に関しては価格の問題、畳の減少の問題、とりまく機械設備の問題、
後継したくても出来ない、させれない。
この写真は途中までい草を栽培していたが、安定しない価格に生活を脅かされ続け、
生活が出来ないほどに追い込まれた結果、すきこんで野菜作りにうつったという田んぼ。
一昔前に青米事件(国の意向でお米を作るなということで泣きながらまだ成熟しない青米を刈り取ったという事件)
名前は定かではありませんが、そんな悲しいことがあったんです。
今回のい草に関しても、少し違うけどそうなんです。
僕はそういったものがいったい誰発信で深刻化するのかを探るべくの”路上”なんです。
良い意見も悪い意見も生で聞けますから。
小さい範囲でのヒアリング調査ですが、こんなに深刻化するほど皆さんの心は畳離れしてません。
ただ生活としてはハウスメーカーさんや工務店などが推奨するライフスタイルに魅せられているだけなんです。
だから原因は
い草について畳についてなんの勉強もせず、ただ利益をあげるための道具として
畳をみてきた畳屋さんです。
でも今は違います。
産地に行き、生産者さんと話し、体感し、
本当にい草って良いもんなんだと推奨する畳屋さんが増えてきました。
(僕もそう。)
手縫いを学び、本当に畳って良いもんなんだと実感しました。
そして可愛い、カッコいい畳縁が続々登場し、畳表の織り方もラインナップしました。
だからこんなものもあるよ。
こんな提案できるよ。
って
それがブログであり、路傍の畳屋さんなんです。
僕は、こんなに人と自然に優しい敷物を知りません。
なおかつお洒落さも色んな縁もありますし。敷き方も、へりなしも。
そう。畳が好きなわけは、なんといっても優しいからです。
強くなければ生きていけない
優しくなければ生きる資格はない
byレイモンドチャンドラー
いつまでも子供たちに未来輝き、夢の見れる時代であってほしいと願います。
One life infinity
可能性は無限大だ
ほっこりしよーぜ
おしまい