おはようございます。
今日はマイベストプロというサイトにアップしたコラムから抜粋して、
僕の真ん中の部分を綴りたいと思います。
あくまでブログが最先端ですが良ければご覧ください!!
↓コチラから
http://mbp-fukuoka.com/sano-tatamiya/
”1949年祖父が佐野疊屋を開業した。
おかげさまで66年ここまで歩んでくることができました。
一度、畳を敷き込んだあと
「ありがとう。これで良い新年が迎えられるわ」
と畳に頬ずりをしてとクシャっと笑ってくれたお客様がいたんです。
あの時の笑顔は今でも鮮明に覚えてます。
昨今世界は凄まじいスピードで変化しています。
畳業界も機械化が進み、大量生産されるようになったり、
外国産の材料や工業表などの普及で、国産表、天然稲わら床が減少しています。
それでも僕は国産天然畳表にこだわり続けます。
定期的に産地に通い、い草農家さんと話したり、時に生産工程に携わらせて頂いたりもしています。
(ご飯食べてるだけではないですよ(笑))
また素材の力を100%表現できるように技術検討会に参加したりもします。
国産表に触れるたび、その美しくて優しい奥深さに引き込まれて行くのです。
すべてはまた、頬ずりしていただきたい。
くしゃっと笑って頂きたい。
あの笑顔がまたみたくて今日も一枚一枚畳を縫っています。”
っとコラムはここまで。
ここからはブログのみです。
(未公開シーンってやつね)
昨日思ったんです。
「あっ!俺、お坊さんになりたいわ。」って(笑)
もちろん今回の人生(はたして次回はあるのか?)
は自然と共にい草と共に、楽しい家族でハッピーライフなんですが、
というか次回があるとしたら、
もう一回今の人生でも全然いいなーっと思っている次第ですが。(ありがたいこっちゃ)
昨日配達中に寄ったコンビニで多分お坊さんであろう、完全オフな感じですが、なんかオーラありますよ的な人を見かけたんです。(全然違うかもしれませんが(笑))
最近思うのは、年を重ねていくたびに嘘っぱちの人生が削がれていってる気がします。
経営者なんだと背伸びしてた自分や、
ビジネスに私情はいらんとか本を読んで、なんか全然楽しくない自分とか。
でも、最近は僕でしかなくなってきた。良くも悪くも。
お坊さんの話に戻りますが、
自分を見つめ、見つめ見つめまくって、たどり着いた優しさや厳しさがお坊さんにはあると思うんです。
そして苦しんでる人に、そっと立ち上がる力を言葉として、生き方として伝える。
それは仏様や神様の言葉としてやけに宗教臭く聞こえるときもあるけれど、きっとそれは伝える人の修行不足(笑
伝えようとするんじゃなく、ただ自然と在る。そして伝わるものなんだと。
僕にとって畳や、歌はそうありたい。(お坊さんの境地で作って伝えて行きたい)
い草はもちろん、歌も自然物です。
作るんじゃなく、生きて行く工程の自分を見つめたら出来ていく。
大好きな生産者さんの言葉ですが、
『僕らはい草は作れないです。い草の力を信じて時々手伝いをするだけです』
って。
この言葉ってもうある意味お坊さんですよね。
だからい草の中には人生が溢れてる。もちろん外国産のい草にも。い草じゃないけど工業表にも。
そして僕はその中でも国産のい草が好き。というだけ。(嫌いなものあるよ)
だってい草農家さんってある意味お坊さんですよ。自然と常に向き合ってる。
だからそんない草が好きな人に伝わるように僕がいて、そして生きて行くつもり。
そうじゃない人には届かないかもしれないけど、
欲張るつもりはない。
畳も歌もあるがままの大好きな姿でありつづけたいから。
(もう嘘はいやです。楽しくないから)
偉そうに長々と語っていますが、
結局はあの笑顔がみたいだけ。
それが自分に帰ってきてわくわくしてお給料頂いて、
また大好きな家族を守れる、笑える。
そんなサイクルが僕の中心。
だから今日も世界の片隅で愛を叫ぶ。
ほっこりしよぜっ
てな具合にね。
お坊さんのような畳屋さんのようなシンガーソングライター。
のりたろーより愛を込めて。
ほっこりしようぜ
おしまい