僕らが生きているこの世界に
自然の鼓動を感じる事があります。
地震、噴火、台風、雷などなど。
自然が織りなすその鼓動には抗えるはずもなく、ただそれを天災と呼ぶか、鼓動、呼吸と呼ぶか。
生きるべくして生きている?
例えば、普段都会で仕事をされている方は気づく機会も少ないかもしれませんが、
僕らはたくさんの命の上に生かされています。
お肉や魚なんかはまさにそうですが、
お米や野菜などが出来る田んぼや畑にはたくさんの虫がいます。
雑草と呼ばれる草花があります。
知らず知らず耕され、除去されます。
潰されます。
それは虫にとっては天災なのかもしれません。
生きるということは死ぬということの上にある。
光と影みたいなものですから。
何だか話が大袈裟になりましたが、
僕の大好きない草。
昨日ある尊敬するい草生産者さんがフェイスブックにアップしていた投稿を許可を頂き引用させていただきます。
この写真なんだと思います?
そう。
い草の上に蜘蛛の巣があるんです。
一見管理不足なんじゃないか?
こんなにたくさん蜘蛛の巣があるなんて。
って思っちゃいますよね?
僕も知らずに見たらそう思うと思います。
でも、
これは非常に良い湿度状態を表しているという、いわゆるバロメーター。
い草にとって、成長しやすい状態であるという自然のバロメーター。
そう言われると、なんだか神々しくすら見えます。
勝手な生き物ですね(笑)
僕の大好きな生産者さんは言ってました。
「昔はい草を作ろうと必死でした。必死に肥料を与え、頑張れ頑張れって。
でも、い草は頑張ってるんです常に。
だから頑張れって何かをやるより、
頑張れる場所作り、そして流れを作るだけなんです。」
的なことを。
まるで子育てですよね。
子供は常に頑張ってる。
それをそっと支え、時に優しい声をかけ、時に叱ったり。
それが自然の鼓動なんじゃないかな?
ナチュラリズム。
自然なリズムで生きるべくして生きる。
その流れの上に咲くい草が大好きです。
というお話でした。
take it slow
ジャックジョンソンを聞きながら、亀のTシャツに短パンにい草の草履。
すごく良い。
だって
”楽しむための畳を作っているんだから。”
ほっこりしようぜ
おしまい