おはようございます。
いよいよ福岡も梅雨明けまじか??(早くあけてほしい)
今日は先日持ち帰った畳に思ったことを書きたいと思います。
こんな感じでした。
当たり前かもしれませんが畳は縫って、畳は縫って出来ています。
そう。一針一針にちゃんと意味があるのです。
服の仕立てなどでもそうですが、ちゃんと意味をもった一針で、耐久性がぐんと変わったりします。
上の写真の場合、畳縁をラインに沿ってまっすぐ張りながら縫い付けるのが目的の糸が意味を成してません。
ただ工程的に縫っているだけのような気がします。
すごく専門的になりますが、へりをよりずれにくくするための一針が足りません。
こちらはやっつけ仕事になっています。
というのも、通常畳の目4つで縫っていく。良い畳は3つで
写真のは5つ空いています。あと余計なお世話ですが切った糸も抜いてないので見た目が汚いです。
(見えない部分ですが、隅に神が宿るのですよ)
このブログはこのまだ知らぬ畳屋さんを否定するために書いたわけではありません。
ただ、一針一針の意味を知っていてちゃんと成してくれる畳屋さんを選ばないと、すぐよれよれになり
なんだかなぁーーってなる可能性が高くなります。
い草の選び方なんかもそうですが、私たち畳屋は生活するために畳を縫っているんじゃありません。
ちゃんとした畳を作り、皆さんの役に立つことで、生活が出来ているだけなんです。
草選び、素材選び、縫製、に信念を持っている畳屋さんを選ぶことは、より良い生活への近道になると思うのです。
まあ御託を並べてきましたが、このブログで少しでも畳の見方がわかり、より良い畳屋さんに出会ってもらえれば嬉しいです。
良い畳は、ちゃんと意味を成し続ける畳だと思います!!きっと
最後にこの前撮って頂いた胡散臭い畳屋の笑顔で今日はドロンします。
ほっこりしようぜ
おしまい