畳屋さんの定義って何だろう?
大きく言えば、畳の注文を受け、作って納めてお金を頂くお店。
だけど、一言で畳屋さんと言っても、作り方や考え方、売り方は一軒一軒全く違う。
もちろん全体的にみれば、似ている畳屋さんはあれど、
店主が違う以上やっぱり大きく違ってくる。
僕の中の畳屋像は職人であること。
こだわりをもっていることなんだけど、
これは佐野畳屋像とは少し違う。
職人であることはあくまで大前提で、
その上、それを楽しく伝えれる会社であること。
自分の技術ではなく、人のための技術であること。
技術の形は畳を作ることだけでなく、対応だったり事務業だったりしてもいいんです。
色んな個性がサークルになって、広がっていく。
それが僕らの畳屋さん像。
い草が無くなったら辞めると公言していますが、
い草生産者さんがサークルの中にいなくなったら、
僕らの畳ではなくなるから。
そしたら、畳はただの商売道具になってしまうから。
そしたら楽しくないから。
だからい草を死ぬ気で伝える。
正式にいうと、
”伝わるカタチ”にする。
今日もそんなことを思いながら、
畳縫ったり、お米運んだりしてました。
明日の畳はい草じゃないけれど、
い草が伝わるカタチにするための大切なお仕事。
感謝感謝なんです。
ほっこりしようぜ
おしまい