依頼を頂いた。
”古い畳を新しく入れ替えたい”
予定を合わせ、伺ってみるとかなりぶよぶよした状態。
一枚剥ぐってみたら、湿気と経年でかなり使い込んで頂いていました。
要望通り張り替えではなく、新調を勧め決定。
畳だけでなく座板も踏み誤ればバキッといくであろう感が漂う。
根太を補強し(別の方が)
いざ畳を交換すると、
ガッシリ不安定感も解消され、
「これならいつ死んでお葬式になっても大丈夫だわ」
って。
いやいや、せっかく変えたのだから安心して長生きしてくださいね。
と僕。
そう。日本人らしい心遣い。
自分が死んで誰かがお葬式に来てくれたとき、
せめて足元くらいはしっかり整えておきたい。
素敵な心遣い。
だけど施主さんにも
歩く、座る、寝る
そんな大事な場所をしっかり整えて、、
しっかり楽しく過ごしていただきたい。
畳は1300年もの間、人の生活を支えてきた大地。
その上でこそ咲く花もあるでしょうから。
ほっこりしようぜ
おしまい