子供に優しい家づくり 三宅建築工房×佐野疊屋④

結論から言います。

そしてこの結論は佐野疊屋も最も大事に目指している所です。

 

”子供に優しいは、すべての人に優しいということ”

 

福岡県は飯塚市にある㈱三宅建築工房さんという建築会社のテーマは

『子供を育てる、家を造る』です。

実際に建てる新築は天然無垢材の使用した(主に杉やパイン)床、柱、建具、天井、そしていま時ではかなり珍しいというか凄い、壁紙は一切使わず、漆喰仕上げ。

細かく言うと襖などにはこだわった素材のを使っているようですが。

設計や間取りも太陽の位置から考えるなど、人が生きる上で大事なリズムや優しさにこだわりを感じる毎日です。

とくに純粋にすべてを受け止めて育っていく子供たちには素敵な住宅環境を提案提供されている会社だと思っています。

 

佐野疊屋がい草にこだわるのもまさに同じ思いからなんですが、

結局人間形成がなされたり、まだ免疫の薄い子供の頃の環境に優しいということは、

実は当たり前ですが、大人にもすごく優しいのです。

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さあそんな三宅建築工房さんとのコラボの話。

先週から携わらせて頂いたのは、リノベーション部門。

間違いなく価値から想像されているのがわかるので、勝手にリノベーション部門と呼ばせて頂いてますが。

 

三宅社長はお茶をされています。

そのお茶のお仲間?

の家の座敷に炉を切ってお茶のお稽古が出来るようにしたい。

そんなリノベーションでした。

実際に伺うと、8畳間だったのですが畳業界じゃ定番の床の間の前に二間並ぶ敷き方

(ごめんなさい写真がないです)

それを敷き方から替えるということで、まず炉の位置を打ち合わせて採寸。

古い畳を持ち帰り解体。古い藁などは取ってしまい、

 

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口ござを入れたり、へこんだ部分をい草で補強したり、角を作ったり、寸法を切ったり足したり、

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確かに汗ばんだり、ラジバンダリ

 

 

より仕上がりをよくするため、

奈良の浜田さんに一緒に買って頂いた細紙も今回初めて使わせてもらいました。

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そして昨日、納品。

 

実は畳は新しく作るより、あるモノを使って加工するってのが一番難しく気を使います。

それは前の畳屋さんの癖があったり、寸法が本当に微妙だから。

 

心配でいたので、現場で修正できるように手縫い道具も持っての配達。

施主さん、三宅社長、担当の牧野さん、佐野疊屋の職人、に見守られながら(プレッシャー凄し)

いざ納品。

 

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どんぴしゃり。

プロなら当たり前ですが、

やっぱりホッとしたのが本音で、

お施主様が本当に喜んでくれて、

『素敵。綺麗。夢が一つ叶ったわーー』

って、本当に喜んでくれて、もともと敷いてあった藁床なので足ざわりも座り心地を本当に優しくて。

 

お茶の間になると、子供が遊ぶ部屋ではなくなるけど、

お稽古したり、日本のしきたり、侘び寂びを学べる空間ではあると思います。

月末納品予定のお宅の会社では、毎週社員全員で畳に座って

”原点会議”なるものがあるらしい。

 

ある社長さんは毎朝、畳の上で禅を組み、出勤するという。

 

子供に優しい畳は、大人にも優しく、

そして地球にも優しい。

 

三宅建築工房×佐野疊屋第4段はそんな素敵な原点を思い出させてくれる素敵なリノベーションのお話でした。

 

 

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ほっこりしました。

 

 

 

 

おしまい

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