コンセプト、つまり価値観が近いとこんなにも仕事が楽しいのか。って怖くなるくらいワクワクしてますし、楽しいんです。
昨日は三宅建築工房さんが手がけるお宅に
熊本産ヘリなし畳を市松仕上げで納品してきました。
ヘリなし畳と言えば、畳屋に言わせればこれは
オーソドックスな形なのかもしれません。
しかし、お施主さんにとっては特別なもの。
間違いなく、スペシャルなお買い物なんですから。
それをスタッフ共々意識してしっかりこだわって作りました。
素材は熊本八代さんのい草で織られた目積表。
畳床は三宅さんとの標準であります
天然ヤシ、足触り豊かなケナフ床。
いい香り、いい色、いい足触り。
漆喰塗りの壁、無垢材をふんだんに使用した、柱、床、建具。
実は三宅さんの大好きなところとしてお庭があります。
必ずといっていいほど、軒があり、ウッドデッキがあり、素敵な植栽が施されています。
畳に座ってのんびり見るもよし、
お縁に座って、畳の間にお昼寝してる子供を見るもよし。
日当たりにこだわった間取り。
色んな角度から人生を豊かに楽しめる設計になっているんだなあ。
そしてそれを商品として建てるわけではなく、
一つ一つお施主さんや職人さんとの物語りとして
見ている。
接すれば接するほどそのぬくもりを感じます。
僕は畳のみの関わりなんだけど、
一緒にお施主さんに喜んで頂ける一助となるべく、
しっかり生産者さんと一緒に畳で物語りを作っていきます。
またお施主さんがこの素敵なお宅で、
素敵な人生になりますよう、願っております。
ほっこりしました。
おしまい