山に登るということ。

 

ついに、

ついに、

 

ついに、念願の山登りに行きました。

独身時代は週3回も行ったことのある山、

家族四人で田川、直方をまたぐ、標高は900メートルだけど頂上からの景色がものすごく良い福智山。

 

この標高であの景色が見れる山は全国探してもあまりないと前頂上にいたおじさんが誇っていた。

その方は年100回くらい登るらしい。

そして氏曰く

「すっきり晴れた日には四国も見える。」

 

 

(昨日はそれっぽいのを見た気がする)

 

山登りの醍醐味の一つとして、そんな方々とのふれあいがある。

 

 

抱っこして途中まででも行けたら良いや。と5歳と3歳の息子と奥方との四人で握り飯と好きなおやつをリュックに入れていざ出発。

 

前半は岩だらけ。

体力も精神力も満タンなので、

杖になるイカス木を探したり、紅葉の落ち葉拾ったり、

山って最高だあ。って。ウキウキ

 

休憩を多めに入れながら、次男の歩く気分をどこまで持続させることが出来るかがポイント。

 

山登りが初めての二人、福智山は初めての奥方。

 

出来ればあの景色をみんなで見たい。

 

その気持ちとは裏腹に消耗していく体力と精神力と気持ちをつなぐアクエリアス。

 

時々ある看板にはあとどのくらいかかるかが推測された時間があるが、登ってきた時間はその推測の倍以上かかっているし、下りのことも考えたら、いつ引き返すのかを考えていなければならない。

 

次男の抱っこおねだり回数もまるで陣痛のように周期を早め、顔面からこけるタイプの次男はもう限界に近い。

 

さあ、どうする。。

 

 

すれ違うみなさんに励まされると同時に知らされる残りの

距離。

 

 

諦めるのは簡単だけど、

長男に諦める癖を持って欲しくないし、

山の魔力はいつもじぶんとの戦いを強いてくる。

 

 

頂上で食べたかったお弁当も中伏で食べてしまった。

 

あー。もう頂上を想像できない三人のモチベーションを上げる術は頼りなく小さいおっとっとしかない。

 

ほぼもう抱っこのみの次男。

お昼寝睡魔も訪れている模様。

あっ!爆睡してる(笑)

 

 

だけどみんなで頂上からの景色が見たい。

 

 

よし。行こう。

 

例え頂上までの残す道が全てだっこでも構わない。

 

だって奥方も長男もスッゲー頑張ってる。

 

諦めない。

 

 

ということで、

 

すれ違う方々に励まされながら、ついにたどり着いた。

 

頂上にいた僕らを励ましながら追い越して行ったみなさんにも歓迎を受け、

街のやんちゃっぽい四人組にも

「まじすか。どっから寝てるんすか?

すげー。」

若者よ。

君も父になればわかる。

さあ。

あーよかった。

と喜ぶのもつかの間、

山は登れば降らなければいけないのです。

とにかく怪我しないようにゆっくりゆっくり

降りました。ほぼ抱っこで。

そして

どうだ。登山後のジュースは美味いだろ?

また行きたいか?

との問いに

「あんまり行きたくない」

と言った長男はよー頑張った。

「また行きたい」

と言った次男。

うん。もう少し経ってから行こうね(笑)

山はまた色んなことを教えてくれた。

そしてまた一つ大切な一期一会を描けた気がしています。

ほっこりしようぜ

おしまい

 

 

 

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