ダウンタウンのまっちゃんが言ってたんです。
どれだけ技術があっても、楽しんでなきゃなんか笑えない。
逆に技術なんかなくても、なんか楽しそうだと、笑ってまう。
そこに技術があれば言うことないんやけど、
まずは楽しいってのが一番。
ってなことを。
それはどの業種も同じだと思うんです。
年に何回か福岡市にある県庁に入札に行くことがあります。
その時は地元の畳屋さんももちろんいるのですが、
だいたい入札後は福岡市内で遊んで帰るって人がいて、ある時宝くじを買って帰るって言ってたから、
聞いてみたんです。
「宝くじ当たったらなにするんですか?」
って。
そしたら
「うーん。とくに決まってないけど、間違いなく畳屋は辞めるね!」
って言ったんです。
技術的にもしっかりしている方だったので、
かなりショックで。
そんな気持ちでやってんだ。畳屋。
って、急にお客さんが不憫に思えてきて。
い草だとか、藁床だとか、心意気だとか、
そんなんじゃなくて、ただ単に生活のためにやらなきゃいけないこととして、日々やってる。
人は人だから、仕方ないと言われればそれまでだけど、もっと深く興味を持つとこんなにも素敵な仕事なのに。って。
あくまでそれは自分の価値観だから押し付ける気も、否定するつもりもないけど。
やっぱり自分だったら畳替えするときは、畳が好きで楽しそうな畳屋さんがいいなー。
そしてそれはまちづくりとかも同じだと思ってて、
自分とこ故郷をよくするのは大企業の誘致や、観光化ではなく、
いかに自分の町をよくしたいって思う人がいるか。
そしてそんな人たちがいかに動けるようにするかが
一番強いまちづくりだと思うんです。
そんな故郷愛の凄い人らが開催する音楽イベントが9月18日。
そして、10月15日にある。
9月のおかのうえには
アーティスト”のりたろー”として。
10月のお座敷フェスには、
畳屋として。
出演、出店する。
歌い手にしろ、畳屋にしろ、
もちろん一番故郷の音楽フェスを楽しむつもりです。
政治家だって、大統領だって。
楽しんでるやつには敵わないんだから。
ほっこりしようぜ
おしまい