無機質な空間と自然素材
[2018年2月2日 22時26分]
畳にどんなイメージをお持ちですか?
和風?
洋室には向かない?
手入れがめんどくさい?
確かによく言われることですし、一理あると思います。
ですが長くもないけど13年、いや、生まれた時から畳屋なんで37年畳を身近に携わらせてもらってますが、
和風も洋室には合わないも、手入れがめんどくさいは考え方次第ですが、最初の二つに関しては
そんなコトはないですよ!
と心から言えます。
今日は用があり博多駅をぶらぶらと歩く機会をいただき、
その中で花屋さんを見た時に、
「よし。今日のブログはこのテーマにしよう」
と決めました。
そのお花屋さんはこちら

少しわかりづらですが、内装は全てグレー調に彩られており、コンクリートではありませんが、自然素材がふんだんにという装飾ではありません。
だからこそ、お花が引き立ち、素晴らしく存在感を示していました。
昨今畳にはい草ではない色とりどりな素材がたくさんあります。
その素材を使い、無機質なインテリアに寄せていくことももちろん可能ですが、ここでは敢えて
無機質な空間×自然素材
の面白さを書きたいと思います。
まずはじめにすっごい良い感じの
”無機質空間×畳の写真”部門ランキング一位の写真はコチラ

写真でどこまで伝わるのか。
とある事務所の土間の空間に畳を敷きました。
観葉植物と木の窓サッシが、畳と相まってクールな無機質な感じを殺すことなく、コラボしていました。
そしてこちら。

最近はコンクリート調の壁紙がありまして、
その空間の端に小上がりで熊本産目積表を用いたヘリなし市松敷き。
自然の光源もあってすっごく良い感じでした。
のりたろーの部屋が開催されていた田川後藤寺jamLifeさんもお洒落な無機質の空間でしたが、たまに畳を敷いて楽しんでいるとご覧の通り(笑)

ゴロゴロしています。
実は畳の素材である畳表は主な産地熊本に関わらず、コンクリートのや鉄骨の工房、倉庫が大半です。

そして実際僕らが畳を縫う工房も鉄骨にガルバニウムです。

多分どこかで無機質な空間と自然素材の風合いの面白さを知っていたんだと思います。
畳=和風ではなく
例えば無印量販店のようなコンクリートな空間にこそ、
オアシスのように価値を示す。
自然って面白い。
人間って面白い。
もっと勉強を重ねて、もっと発信を重ねて
この面白さが皆さんに伝わったら素敵だな!
自然素材にも無機質な素材にも、
自然な程よく彩りを与えてくれるんですね。
ほっこりしようぜ
おしまい
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