先日からの”い草を知る。人と繋ぐ。い草刈り2016”ツアー(今、命名)
い草の産地熊本県は八代から帰ってきました。
何から話せば良いのかわからないほど、色濃く、確かな経験でした。
4月には熊本地震が起きました。そこで何かが変わったという草野さんのお話が印象的でした。
”ただただ収穫出来ることがありがたい”
”震災まではい草に頑張ってなーって声をかけてた。い草の力を手助けして育ててやるのが仕事だと思ってた。
でもな、い草は常に頑張ってるんだって気づいたと。頑張ってなーじゃなく頑張ろうなー。ありがとうなー。
になったんよ”
優しい顔で語ってくれた草野さん。
い草の畳が大好きなのは、皆さんがこういった思いで作って下さるから。
おはようございます。
今日から七月。
確かに研ぎ澄まされて帰ってきたのりたろーです。
佐野畳屋のミッション、
”一生頼れる会社になる”ため。
お客さんに、生産者さんに、社員に、材料屋さんに、町に。
お客さんにはあそこに頼めば間違いない!って噂されたいし、そして噂を越えたいし、
生産者さんや材料屋さんには、佐野畳屋はよう材料の本質や心意気をを理解して売ってくれる。
また、産地に来て、力になってくれる。って色んなことを共有したいし、
社員には『この会社に入ってよかった。』って思ってもらいたいし、
田川市には、高額納税者ではないにせよ、しっかり納税したいし。
まあごちゃごちゃ言いましたが、そんなことを実現していくために、産地によくいきます。
そして先日の早朝より、佐野ブランドである”京の趣”生産者さんである草野さんの所で
い草刈り体験をさせていただきました。
もちろんただの体験ではなく、い草とはなんなのか?い草作りとはなんたるや?
そんなことを考えながら、そして少しでもお役に立てるように。
1日だけだけど、今日は楽だったと思って頂けるように。
はい。
豪雨でした(笑)
雨って痛いんだなぁー。
って久々思いました。
ただそんな中でも普通に淡々とい草刈りは行われていて、
「最悪の時に来たね!」
って笑ってましたが、
そんな辛い時をに共に雨に打たれ、汗をかき、ご飯を食べ、笑い、語り、走る。
そんな時間を過ごせたのがなによりの宝物です。
昼過ぎ、神様がくれた少しの撮影時間に撮ってもらった写真。
もうね。
ここは多くを語りたくないです。
語る為に、伝えるために行ってきたんだけど、
ごちゃごちゃ言いたくない。
ただ一つ。
青いダイヤと呼ばれたい草。
自然の恩恵、人間力、命の鼓動、絆。
すべてを含め、僕はこう言います。
大袈裟でも何でもない。
笑いたきゃ笑えばいい。
い草は、
畳は
”日本の至宝”です。
のろけ話ですが、
お昼ご飯頂くとき、草野さんが言ってくれたんです。
『佐野君、ここに座り。』
『ここは息子の席やけんな』
ありがたい。
本当に。
お世話になった草野さん、お母さん。そしてこんな僕らの為にわざわざ来てくださった、みなさん。
本当にありがとうございました。
感謝の意を込めて、日本の至宝を伝えていくことを誓います。
ほっこりしようぜ
おしまい