おはようございます。
裏返し推奨店、佐野畳屋です。
まず裏返しとはなんのこっちゃって方、いらっしゃると思いますので、畳の構造から説明致します。
畳は、芯材となる畳床(たたみどこ)
表面の素材、畳表(たたみおもて)
最近はヘリなし畳も多いですが、
基本的に両サイドについているのが、畳縁(たたみヘリ)を部屋の寸法に切り合わせ、縫い合わせて出来ております。
昨今は、床、表、縁に様々な素材が発売されておりますが、
やはり、昔ながらの稲わら床に、い草の表、麻縁などが長持ちし、効能も高く、人にも自然にも優しいと佐野畳屋では1番のおすすめとさせていただいております!
裏返しとは畳表を一旦剥がし、裏返して新しい縁に付け替えて縫い付ける作業てす。
エコで、素材を使い切るという面では非常に流行り廃りの早い現在に望ましい畳替えのカテゴリーだと思います。
しかし裏返しは実は一番難しいと考えております、
それは単に裏返すだけではないからです。
よくチラシで裏返し2000円などと書いているのを見かけますが、当店では、絶対ありえません。
生産性を上げるのは必要課題だと思いますが、
長く使えて、強く使えてからの生産性だと思っています。
裏返し。
例えば裏返しを前提にした打ち合わせが出来ているかどうか?
どういうことかと言いますと、
表替えの際にすっごい良いブランド表を選んだとします。
当店では3年から7年後の裏返しを見据えて、の縫い方、仕上げ方をします。
なんのことかと言いますと、
口ござというものを補習や床の補強としていれることがあります。
そのときにブランド表で単価は頂いてるけど、時間がないとかいう場面には、縫わずにホッチキスでパッチンとやってしまうことがあります。
その安易な行動は、
裏返し時に
こういったサビを生みます。
ヘリに隠れるからといって、見えないところだからといって、安易な施工を選んでしまうと、後に勿体無いことになってしまうことが多々あります。
畳は見えない部分が重要だったりするのです。
実は中国表は同じ価格の国産表に比べ、見た目が綺麗なことはよくあります。
だけど、高温乾燥、肥料に頼りすぎた栽培は、長持ちする草を育てることはないです。
どんな場面で、
どんなことに使うのか?
裏返しを視野に入れてやるのか?
ちゃんと畳屋さんに話して、適切な素材を共に選び、裏返しをするにせよ、しないにせよ、
より素敵な生活を送るための畳を選ばれたなら幸いです。
まとめ。
①裏返しを視野に入れるか入れないかをちゃんと基準として持ち、畳屋さんと素材を選ぶ。
②見た目も一つの選択基準。ライフスタイルにあった素材を選ぶ。
③畳は素敵な敷物です。
ちゃんと説明を受けて、愉しんみましょう!
以上、
裏返しと畳屋選びの注意点でした。
より良い畳ライフをおくってくたさいね!
ほっこりしようぜ
おしまい