私のオススメはブレることなく100%天然素材の国産表。
天然の畳にとって昔から言われてきたのが夏時期のカビ。。
特に最近の気密性が高い住環境では空気の循環がどうしても悪くなり、しかも壁材もビニールクロスが多様化されているため、
頑張り屋で魅力的で素敵でエレガントな天然い草畳にカビが生えてしまうことがあります。
佐野畳屋では施工後、お手入れ方等お渡ししておりますが、やはり心配になり相談を受けることもしばしば。
「毎日乾拭きしてるんですが。」
「書いてある通りにやってるんですが。」
一昨日の夜メール頂いたのはそんな内容でした。そして翌日早速伺いまして見せて頂きました。
ちゃんとお手入れしてくれてました。
ただ、隣が大きな池があるのと、ご家族がほぼいない(母屋は別にある)という条件で生えてしまったのだと思います。一階が激しかったです。
僕にとってい草は娘みたいなものですから、
娘が嫁ぎ先でおてんばして嫌いになってもらいたくないんです。
娘、夏女でして、若かりしき頃はヤンチャもします。
でも涼しい時期は素晴らしいですし、また年を重ねたらいい女になりますので、それに良いところたくさんありますので、どうぞ可愛いがってあげていただきたい。
そこで今一度、個人的なブログではありますが、カビの性質に基づいてカビの対処方法を見直していきたいと思います。
まさにカビ対応には神対応。
言ってる場合かっ!!
まずカビは、酸素、水、栄養素の3条件がそろったとき生えます。
逆に1つでも欠けると生えません。
新しく若いい草は栄養素が非常に豊富なので生えやすいのです。
(栄養素が高いという証拠でもあります)
それをふまえ対策を練ってみます。
まず、酸素をなくしましょう。
そうしたらカビは生えません。
きっと気にもなりません。
だって死んでしまうんだもの
のりを
というのは小洒落たイタリアンなのりたろージョークで、
生活している以上酸素は不可欠です。
じゃあ栄養素を除去??
相手が天然である以上それは無理ですし、
出来たとしてもそれはい草ではありません。
飛べない豚はただの豚です。
日頃のい草の良さも押し殺してまでも僕は生きたくありません。
となると、あとは水ですね。
そう。空気中の水分量が70%を越え、温度が25度から30度が一番カビが成長するとのこと。
となると、湿度を抑え、また循環させ、温度もなるべくさげてあげる環境をつくり、根源である根元から除去することが最善のカビ対策と言えます。
そして、湿度計を部屋の壁にかけ湿度調整されている愛情たっぷりな素敵な方へ。
天井周辺が湿度60%だとしても、足元は70%なんてこともあるようなので、できれば畳に近い位置で計測して下さいますようお願いします!
ここで絵心たっぷりな図解付き資料をご覧ください。
ふむふむ。
図解によると、乾拭きのみではカビ胞子が舞い、それが畳に舞い戻り、自然の生存競争に勝ち抜く最強のルーティンワークでまた生えてしまうのではないか?
とのこと。
だからイメージとしては乾拭きでカビの根元から浮かし、掃除機で吸い取る。
逆に掃除機をまずかけてから、乾拭きや激しい場合はエタノール(濃度70~80%)を雑巾に湿らせ拭き、そのあと乾拭き、そして再び掃除機。
毎日掃除機かけてあげれば大丈夫(居間に生えないのはエアコンが利き、人間の衣服などで掃除もするし、日頃いるところは掃除するから。
逆に普段使いしない所がよくはえる)
図が繊細すぎてよくわからんなー笑
まとめます。
①い草畳はカビが生えます。それは自然界の掟
(天然あるゆえの恩恵なのです)
②湿度、温度調節などの環境作りが大切です。
(ここ重要)
③カビの根源を掃除機で除去すれば生えません。
ってか成長しません!
④畳に生えるカビは有毒性はありません。
(ただハウスダストにはなりますし、変色するので処理はお早めにお願いします。)
むしろ免疫力をつけるためにはちょうどいいとの声も(森田教授談)
⑤カビが生える前に髪が生えればいいのにな。
(ほっといて下さい)
以上です。
天然ゆえに日頃のお手入れも
(うぶな時期はとくに)必要になってきます。
がしかし、それ以上の恩恵もいっぱいいっぱいある素敵な草。
そう!
正解!
それがい草です。(ネックはカビのみ)
ぜひ正しいカビ知識を学んで頂き、
素敵な畳ライフを送って頂けば幸いです!!!
以上、畳カビにまつわるエトセトラでした。
カビ食べいこぉーー。はにかんでいこぉーー
食べんし、はにかまんわっ!!!!
もし食べちゃったら??
このスラムダンク名言集にあったけど、果たして名言なのか??画像を進呈致します。(笑)
ほっこりしようぜ
おしまい