い草とカビとの関係を知るブログ 天然は未来である!!

 

いよいよ本格的に春の雰囲気になってまいりました。

朝晩はまだ寒いので、風邪などには気をつけつつ、ピクニックの計画などを立てる。

 

さあ。

行こう。

 

ピリオドの向こうへ。

 

 

おはようございます。

 

たまに都会に行くといつも渋滞に巻き込まれるのりたろーです。

 

 

昨日は二人からカビの相談を受けましたので、そんな時期かなーっと再びカビのブログを書かせて頂きました。

 

私のオススメはブレることなく100%天然素材の国産表。

天然の畳にとって昔から言われてきたのが夏時期のカビ。。

特に最近の気密性が高い住環境では空気の循環がどうしても悪くなり、しかも壁材もビニールクロスが多様化されているため、

頑張り屋で魅力的で素敵でエレガントな天然い草畳にカビが生えてしまうことがあります。

佐野畳屋では施工後、お手入れ方等お渡ししておりますが、やはり心配になり相談を受けることもしばしば。

「毎日乾拭きしてるんですが。」

「書いてある通りにやってるんですが。」

 

ただ、池や山付近の住宅はやはり湿気をためやすい傾向あるのと、普段はあまり使わない、行くこともあまりないという条件。そして一階であるというのはかなり要チェックが必要となります。。

 

対処法を間違えると色変わりの原因となりますのでご注意ください。

※水ぶきは絶対ダメです!!!!

 

僕にとってい草は娘みたいなものですから、

娘が嫁ぎ先でおてんばして嫌いになってもらいたくないんです。

娘、夏女でして、若かりしき頃はヤンチャもします。

でも涼しい時期は素晴らしいですし、また年を重ねたらいい女になりますので、それに良いところたくさんありますので、どうぞ可愛いがってあげていただきたい。

 

まさにカビ対応には神対応。

言ってる場合かっ!!

 

目次

まずカビは、酸素、水、栄養素の3条件がそろったとき生えます。

逆に1つでも欠けると生えません。

新しく若いい草は栄養素が非常に豊富なので生えやすいのです。

(栄養素が高いという証拠でもあります)

それをふまえ対策を練ってみます。

まず、酸素をなくしましょう。

そうしたらカビは生えません。

きっと気にもなりません。

だって死んでしまうんだもの

のりを

 

というのは小洒落たイタリアンなのりたろージョークで、

生活している以上酸素は不可欠です。

じゃあ栄養素を除去??

相手が天然である以上それは無理ですし、

出来たとしてもそれはい草ではありません。

飛べない豚はただの豚です。

日頃のい草の良さも押し殺してまでも僕は生きたくありません。

となると、あとは水ですね。

 

そう。空気中の水分量が70%を越え、温度が25度から30度が一番カビが成長するとのこと。

となると、湿度を抑え、また循環させ、温度もなるべくさげてあげる環境をつくり、根源である根元から除去することが最善のカビ対策と言えます。

そして、湿度計を部屋の壁にかけ湿度調整されている愛情たっぷりな素敵な方へ。

天井周辺が湿度60%だとしても、足元は70%なんてこともあるようなので、できれば畳に近い位置で計測して下さいますようお願いします!

ここで絵心たっぷりな図解付き資料をご覧ください。

image

ふむふむ。

図解によると、乾拭きのみではカビ胞子が舞い、それが畳に舞い戻り、自然の生存競争に勝ち抜く最強のルーティンワークでまた生えてしまうのではないか?

とのこと。

だからイメージとしては乾拭きでカビの根元から浮かし、掃除機で吸い取る。

逆に掃除機をまずかけてから、乾拭きや激しい場合はエタノール(濃度70~80%)を雑巾に湿らせ拭き、そのあと乾拭き、そして再び掃除機。

毎日掃除機かけてあげれば大丈夫(居間に生えないのはエアコンが利き、人間の衣服などで掃除もするし、日頃いるところは掃除するから。

逆に普段使いしない所がよくはえる)

図が繊細すぎてよくわからんなー笑

まとめます。

①い草畳はカビが生えます。それは自然界の掟

(天然あるゆえの恩恵なのです)

②湿度、温度調節などの環境作りが大切です。

(ここ重要)

③カビの根源を掃除機で除去すれば生えません。

ってか成長しません!

④畳に生えるカビは有毒性はありません。

(ただハウスダストにはなりますし、変色するので処理はお早めにお願いします。)

むしろ免疫力をつけるためにはちょうどいいとの声も(森田教授談)

⑤カビが生える前に髪が生えればいいのにな。

(ほっといて下さい)

以上です。

天然ゆえに日頃のお手入れも

(うぶな時期はとくに)必要になってきます。

がしかし、それ以上の恩恵もいっぱいいっぱいある素敵な草。

そう!

正解!

それがい草です。(ネックはカビのみ)

 

ここまでは前回書いたやつのコピぺも含まれております。

(前回も見てくれた方二度見ありがとうございます)

 

そして昨日の相談からの学び。

Q.カビが生えやすいところはあらかじめドライヤーかけて乾燥させたいんだけど。。。

 

A.実はカビはい草から生えていません。いや。い草から生えて入るんですが、カビ胞子は実は空気中にあります。

その胞子が落ちて芽を出した状態がカビが生えた状態です。なのでい草の表面をいくら乾燥させても傷みやすくなるだけですし、いくら表面を最適な対処法で掃除したとしても、環境を変えなければカビは生えます。

カビは空気中にあることを意識してもらうだけでもりブログ書く甲斐があります。ありがとうございます。

 

空気は溜めないコトです。

湿気多い空気は特に。

 

もう一つの質問も質問は違えど同じです。

Q.いくら言われたように掃除しても生えるんですが?

 

A.ここのお宅は山着きでカビの生えるお部屋はお座敷(使わない)

だからあまり窓も開けない。

ことが原因でした。あと床板も湿気が多かったので、

 

今度一緒に畳干しをやることにしました。

最近はやる方滅多にいませんが、

畳にも床板にも湿気は最大の敵です。白蟻の原因にもなります。

ぜひたまにはチェックしてみてくださいね!!!

 

相談はコメントかメッセージまたホームページよりお気軽にお問い合わせ下さい!!

ホームページはこちらから

『佐野畳屋HP』

 

カビまじめんどくさいってかた多いと思いますが、それは天然である証拠です。

現代社会はすべてとは言いませんが利便性が求められることがおおく、

ただそれはのちに体に大きな影響を与えることにもなります。

腐らないものほど怖いものはないです。

 

そして

 

これは名言だと思うのですが、

 

悪いものは腐る。

 

良いものは枯れる。

 

天然畳の紅葉も楽しんでくださいね!!!

 

ながくなりましたが、

ぜひ正しいカビ知識を学んで頂き、

素敵な畳ライフを送って頂けば幸いです!!!

 

スラムダンク名言集より⑫

 

 

ほっこりしようぜ

 

 

 

おしまい

 

 

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