
環境問題と畳屋さん 1
[2020年12月5日 02時49分]
ミツバチの危機が示す環境の警鐘
アインシュタインは「ミツバチがいなくなると、人類は4年で滅びる」と警告しました。しかし、最新の研究では4年よりも短期間で深刻な影響が出るという論文も発表されています。現実として、世界中でミツバチの数は確実に減少しているのです。
この危機は単なる一例に過ぎません。
海の生態系崩壊の危険性
珊瑚は海の中の「森」のような存在です。陸上の木々と同様に、二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する重要な役割を担っています。
しかしながら、この珊瑚が死滅することで何が起こるのでしょうか?
- 海中の酸素が減少
- 海洋生物の大量死
- 海流の変化や停滞
これらの変化は、流れる川と淀んだ水たまりの違いを想像すれば理解できるでしょう。生命を育む流れが止まれば、海は死の場所へと変わってしまうのです。
畜産業が環境に与える影響
私たち人間は肉を強く求めます。まるで肉がなければご馳走ではないかのように。
この需要に応えるため、世界中で次のような問題が発生しています:
- 牧場を作るための森林伐採
- 牛のゲップなどから排出される温室効果ガス
実は、自動車の排気ガス対策に各国が取り組む一方で、畜産による炭素排出量の方がはるかに深刻だというデータがあります。森林減少と炭素排出の両方が同時に進行するという、極めて厄介な問題なのです。
直面する食糧危機
さらに、バッタの大量発生による農作物の食害も深刻化しており、世界的な食糧危機が懸念されています。これらすべての問題が複合的に私たちの未来を脅かしています。
真の危機は「無関心」という心理
しかし、現代の地球や日本が直面している最大の危機は、気候変動そのものではなく、「自分がやらなくても誰かがやってくれるだろう」という無関心な心理ではないでしょうか。
加えて問題なのは、これらの重要情報が日常生活の中で自然と目に入ってくるものではないという点です。代わりに、芸能人のスキャンダルやゴシップが私たちの注意を奪っています。しかし、本当に重要なのはどちらでしょうか?
企業としての環境への取り組み
このような状況を踏まえ、私は環境問題に本格的に取り組む会社を目指します。
モノ、コト、ココロづくりを通じ感動と持続可能な世界を”そうぞう”していく
これが私の人生理念であり経営理念です。ここでの「そうぞう」には二つの意味があります:
- 想像力:問題を理解し可能性を見る力
- 創造力:解決策を生み出し実行する力
伝統と環境問題をつなぐ畳の魅力
私は畳屋に生まれ、い草やい草生産者の生き方、心意気に惚れ込みました。暮らしや農業に未来を感じている一経営者として、畳の良さの本質が環境問題や社会問題の解決につながる可能性を強く感じています。
想像してみてください。世界中の農業がクリーン農業になり、畳のある暮らし—家族団らんや自然の中で知恵を活かして楽しむ幸せな時間が広がっていく世界を。
足るを知る生き方
現代社会に蔓延する問題の一つは強欲と無関心です。欲そのものは悪いものではありませんが、考えてみてください:
- そんなに食べなければいけませんか?
- そんなに飲まなければいけませんか?
私が最近始めたお茶のお稽古や実践している16時間の断食から学んだのは、「足るを知る」ことの大切さです。世界中の食事情に思いを巡らせた後に心から発する「いただきます」と「ごちそうさまでした」には深い意味があります。
畳の上で味わうその時間をより深め、そうぞうしていきたいと考えています。
未来世代への責任
単純に子どもたちの時代を犠牲にして生きたくない—それが私の願いです。未来に誇れる大人であり、感謝し、感謝される人間でありたい。
そのような思いから、環境活動家というレベルには程遠いかもしれませんが、楽しくポジティブに環境問題をインプットしアウトプットしていきたいと思っています。
日本人としての権利と責任
日本に生まれ育ち、義務を教えられてきましたが、これからは「やってはいけないこと以外は何でもやってもいい」という権利を活用し、本気で感じる社会課題に取り組んでいきたいと考えています。
コーヒーを飲み、愛を語り、わくわくする未来へ—それが私の目指す道です。
ほっこりしながらも、真剣に環境問題と向き合っていきましょう。
おわりに:持続可能な未来への一歩
環境問題は一人では解決できません。しかし、一人ひとりの小さな行動が集まることで大きな変化を生み出せると信じています。
畳文化の継承と環境問題への取り組みを通じて、私たちの子どもたちに誇れる未来を残していきましょう。今日からできる小さな一歩を、あなたも踏み出してみませんか?
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