昨日のあるお客様宅での出来事。
某メーカーさんからのお仕事でしたので、畳表は事前に決まっていました。(もちろん国産天然表ですぞ)
しかし畳縁は見本を施工日当日に見せて選んでもらってほしい。
とのことでした。こういうことってよくあります。
ところが、縁見本をを見せた途端、お客様は正座に座り直し、手をあごに持っていき唸りはじめました。
「お腹でも痛いのですか??」
僕は聞きました。(うそよ)
「いやぁ。こんなにあるとは思わなかった。しかも素敵な柄が多く、すごく悩みます。」
僕の中のちっちゃいおっちゃんはガッツポーズでにっこり。勝ち誇った笑みすら浮かべていました。
YES!!おはようございます。最近朝晩はめっきり寒くなり、
昼との寒暖の差で風邪とかひいていませんか?
僕は4人家族なんですが、僕以外はみんな鼻垂れてます(笑)
看護師の叔母曰く
「鼻水は、幼少時代の、アクセサリー」(もちろん詠んではいませんでしたが)
じゃあ奥さんは?
「鼻水は、大人になれば、ご愛敬」 のりたろー詠む
いやあ。文化の秋ですな(しみじみ)
さて、頭のほうで書きましたが、畳の縁って今、色々あるんですよ。
てか、昔から色々あったんです(今ほど素敵じゃないにしろ)
でも、畳屋さんが勝手に決めてたんです(田舎のおば様談)
見本なんか見せてもらったことがないって方が多いです。
でもね僕はいつも思うんです。
畳って何年つかいます?
そうしょっちゅう替えるものではないし、
という天然い草表の色が紅葉していく様を楽しめる畳を推奨している当店にとってしょっちゅう替えてほしくはありません。(3年、5年が一番美しいんですから)
付け加えるならば、7年変わりゆく様を堪能し、8年目くらいに裏返しをする
※裏返しとは畳表を一度ほどいて裏返して縫いつける作業です。
裏返しはせず10年くらい使われる方もいらっしゃいます。
(偉そうに言わせてもらえば、全然オッケーっす)
裏返しも含めて10年~12年(使い方にもよりますが)
すると、まるい形だったい草はつぶれてしまい、
効能も耐久も効果をかなり弱めてますので交換時期となります。
となれば、7年~12年は縁も最初のままということとなります。
(へりのみ交換も出来ますが、またコストがかかりますし。)
じゃあ選びたくないですか?
僕だったら絶対選びたいです。
中には選びきれんけん任せるって方もいらっしゃいますが、
縁がいっぱいあって縁で雰囲気がものすごく違うことを伝えると、
ある程度候補が絞られますから、その中から私たちが選んだりもします。
前、僕は打ち合わせが大好きと書きましたが、
こうやって皆さんの生活に関われる喜びを体感しているからこそでもありますよね。
(悩んでいる姿って嬉しいです。だって楽しんでいる証拠でしょ?)
中には面倒くさいなーって本気で思われている方もいるかもしれませんが、
その時はまだ伝え足りてない自分を恥じ、糧とさせて頂きます(YES ポジティブ)
自分の家、賃貸問わず、自分の日常に関わりつづける空間です。
ちゃんと見本(畳表含む)を見せてもらい、納得いくように、
楽しめるようにしていきましょうね。決める側も、決めてもらう側も。
今日は畳の縁のブログでしたが、当店は岡山県倉敷市にある高田織物さんの縁を使用しています。
オンラインカタログもありますので、畳屋さん呼ぶ前に下見しとくとイメージ広がりますぞ!ぜひ!!
http://www.ohmiyaberi.co.jp/ ←高田織物HPはコチラ
それではまた、会える日を楽しみに、
のりたろーでした。
今日も誰かをハッピーにする仕事を。
ほっこりしようぜ
おしまい