
畳の手縫いで見つけたイグサの力 〜不眠大国ニッポンへの答え〜」
[2026年2月7日 06時31分]
正直に言うと、
「畳なんて好きじゃなかった」
なんとなく畳屋の見習いをしていた僕。
転機が来たのは、25歳のときでした。
父から
「畳学校、行ってみるか?」
と言われて、
よく分からないまま「行ってみようかな」と入学。
(授業料高いのに本当に感謝)
そこで初めて
**畳の“手縫い”**を習いました。
当時、家の仕事では中国産の畳表が
多く、
畳学校の実技では国産品を使っていました。
最初は、正直、違いなんて分からなかった。
でも、手縫いがだんだん面白くなって、
家でも練習するようになった頃、
ある違和感に気づきます。
機械縫いは、
「何枚縫れるか」に追われる世界。
(当時は)
でも手縫いは、
ずっと畳表を見ながら、ゆっくり
進む。
(早く縫えよw)
高速道路を走る車と、
散歩くらいの違いがあります
(手縫いプレーヤーさん気を悪くさせたらごめんなさい)
散歩じゃないと、見えない景色ってありますよね!
手縫いは、まさにそれでした。
(わあ!こんな店あったんだ!寄ってみよ!って早く縫えよ!)
家で縫うときと、
畳学校で縫うとき、
景色が違う。
イグサと至近距離で、向き合う時間
は増えていく。
「なんだろう、この違い…」
それが
国産と中国産の違いでした。
国産は、いぐさが生き生きしている。
中国産は、どこかガサガサしている。
その瞬間、思いました。
「国産、すげえ…」
これを、
ずっと届けたい。
その時はまだ論理的じゃないんじゃないんだけど、国産のイグサには「生命力」があった。
良い香りがする
縫っている自分が、なぜか癒やされている。
作業しているのに、ほっこりする
ずっと正座だし、足がたまらなく痛いんだけど、ここに居たい。
「これはただの床材じゃない。『部屋全体を整える力がある!!」
そんなわくわくセンサーびんびんの僕だからこそ飛び込んできた情報が、
“産地の衰退”という現実でした。
せっかく好きになったのに。
こんなにいいのに。
いてもたってもいられず、
僕は単身、い草産地・熊本県八代市へ向かいました。
どこに行けばいいかも分からず、
とりあえずJAへ。
事情を話すと、
「こんな奴おったんや!」と
担当の方がすごく喜んでくれて、
生産者さんのもとへ連れて
行ってくれました。
当時の僕が突き動かされたこの「イグサの力」を届けたい。現代の疲れたあなたにこそ、この空気を吸ってほしい。
次回は生産者さんと顔合わせ。した初々しい話
また見て下さい!!
ほっこりしようぜ
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