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木の家

カイケンコーポレーション(株)訪問レポ

[2023年1月30日 22時57分]

はて?カイケンコーポレーション?って方も、ビバ!!カイケンコーポレーションって方も、自然を愛し丁寧な暮らしを心掛ける佐野疊屋ブログをご覧の皆さまには、きっと楽しんでいただけると思います。そこで今日は、特別なレポブログをお届けします。

「空気がうまい家」のカイケンコーポレーションとの出会い

福岡県福岡市早良区野芥に、「空気がうまい家」をコンセプトにした家づくりを行う会社があります。それが、カイケンコーポレーション(株)です。

本日は縁あって、この会社を訪問しました。そして、様々なお話を伺うことができました。

結論から言うと、お世辞抜きで感動しました。(いや本当に)

そのため、今日はカイケンコーポレーションさんの訪問レポとして、感動した部分を2つに分けてお伝えします。ぜひリラックスしながらお読みください!

本質を本気で追いかける家づくりの姿勢

“空気がうまい家” “100年時代、ずっと健康に暮らせる住まい” “人に、未来に、優しい家づくり”

「空気がうまい家」以外は私の空想ですが、素敵なキャッチフレーズの会社は多いものです。しかしながら、実際の中身はどうなのでしょう?単なる売り文句になっていないか?と疑問に思う会社も少なくありません。

実際、これは家づくりだけでなく、アパレルや飲食など、あらゆる業界に共通する問題です。つまり、言葉と行動のギャップという課題です。

このギャップこそが、SDGsが最も懸念している経済主体の社会構造問題だと思います。

とりわけ、現代の情報社会では、「本物」の定義が曖昧で、表面的な見せ方やキャッチコピーだけで商品が売れることもあります。

確かに、売る力や伝える力は非常に重要です。しかし、一方で、そこだけを追求すると、欠陥住宅問題などの”win win”ではなく”win Lose”、つまり「誰かの勝利が誰かの犠牲の上に成り立つ」構図が生まれてしまいます。

だからこそ、たとえ伝わりにくくても妥協せず、効率が悪くても安易に効率だけを追わず、売れるからといって信念を曲げない姿勢が大切なのです。それよりも、愚直に真っ直ぐな思いをカタチにすることが重要です。

さらに、カイケンコーポレーションさんは、これが単なる自己満足ではなく、社会課題と自社のビジョンが交わる部分だと確信して前進しています。その姿に私は深く感動しました。また、この難しさを長年実感していたため、心から共感しました。

自然素材の無限の可能性 – い草と木の共通点

佐野疊屋では、い草生産者さんからい草の素晴らしさや難しさを学んでいます。そして驚くことに、これは木材にも通じる点が多いのです。同じ自然素材として、共通する特性が数多くあります。

特に注目したいのは、カイケンコーポレーションさんの音響木材という取り組みです。これは、なんと木材にバッハの音楽を聴かせるという革新的な方法です。

「えっ??木にバッハ??なにそれ?」

そう思われるでしょう。実は、私もホームページでこれを見た時は同じ反応でした。

ところが、今日実際に話を聞いて感動したのは、この「木にバッハ」が木の本質を最大限に引き出す方法だったということです。まさに目から鱗が落ちる思いでした。

木材と音楽の驚くべき関係

通常、木材は林業者が木を切り、製材所へ運ばれます。そして、乾燥・製材の工程を経て市場へ出ます。一般的には、科学的な乾燥機を使った方が、精度のコントロールや時間の短縮に優れています。

しかし問題なのは、機械による乾燥では木の中の水分が急激に沸騰して蒸発するため、木の細胞が傷つくことです。確かに言われてみれば納得できますね。

そこでカイケンさんは、独自の発想で乾燥工程で音楽を聴かせているのです。これは、生産者と密接な関係があるからこそできる取り組みといえるでしょう。

音楽の振動は木の中の水分に働きかけ、水分をゆっくりと自然に放出させます。その結果、数値上の水分量は同じでも、質的には全く異なる木材が生まれるのです。

このようにして誕生した特別な木材は、家の骨組み、建具、天井、床材などに使われます。そして、そこから生まれる優しい香りと温かさこそが、「空気がうまい家」の本質なのです。

い草の天日干しと木のバッハ聴音 – 自然との調和

私には3人の子どもがいますが、妊娠中にクラシック音楽を聴くことが良いと教わりました。同様に、「木にバッハ」の取り組みも、木を単なる商品ではなく、一つの命として尊重する姿勢から生まれているのだと感じました。

また最近、い草生産者の草野さんに「乾燥機と天日干しの違い」について質問しました。すると、次のような答えが返ってきました。

「天日で干した畳表の方が、断然優しい香りがするんだよ」

生きているんですね、い草も木も。自然と共にあることで、細胞が喜ぶのだと確信しました。音響木材、胎児、い草…自然素材の奥深さに、また興奮してきました(笑)。

佐野疊屋とカイケンコーポレーション – 共通する理念

最後に一番嬉しかったのは、佐野疊屋の理念とカイケンコーポレーションさんの理念に共通するものを感じた高揚感です。

共感できた主な点は:

  1. 自然素材への信念と誇り – い草も木も、その素材本来の力を引き出す
  2. 子どもたち(未来)のことを視野に入れた事業展開
  3. 人生における”暮らしの大切さ”を本気で考える姿勢

ぜひ多くの方々に、この素晴らしい取り組みを見て聞いてほしいと思いました!子どもたちにも伝えたいですね。

子どもたちと共に考える未来 – い草と木で地球環境を守る

もうすぐアップ予定ですが、先日うちの長男が佐野疊屋の「畳で森を作る」企画に大変共感してくれました。そして古畳を解体することで大量に出る藁を土にコンポストする作業を一緒にしました。

子どもたちは気づいています。自分たちが大人になる頃、地球が良くない状態になっているかもしれないということに。

好みや価値観、考え方は人それぞれです。そのため、押し付けるつもりはありませんが未来を思う子どもたちの気持ちに心を打たれました。

 

まとめ – い草と木が織りなす自然素材の魅力

長文になってしまい申し訳ありません!最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。

い草産地を訪れてい草の奥深さと優しさを学ぶ。そして、お茶のお稽古で日本の美しさと畳の有難さを知る。日々、い草と畳への愛が深まっていくのりたろーでした!!!

私たちの「い草大好きYouTube『畳の手帖』」もぜひお時間があれば見てくださいね!




ほっこりしようぜ

 

おしまい


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