カイケンコーポレーション(株)訪問レポ

はて?カイケンコーポレーション?って方も、ビバ!!カイケンコーポレーションって方も、

自然を愛し、丁寧な暮らしを心掛ける佐野疊屋ブログを読んでくださっている方には、
必ず楽しんで頂けると感じ、今日のレポブログを書きたいと思います。

福岡県福岡市早良区野芥、

「空気がうまい家」をコンセプトに家作りをされているカイケンコーポレーション(株)という会社があります。

今日は縁あってその会社さんに訪問し、お話を伺ってきました。

結論から言うと、

お世辞抜きで、感動しました。(いや本当に)

なので、今日はカイケンコーポレーションさんの訪問レポとして、感動した部分を2つに分けてレポさせて頂きますので、
ぜひほっこりして行ってください!!

目次

本質を本気で追いかけている

“空気がうまい家”

‘100年時代、ずっと健康に暮らせる住まい”

“人に、未来に、優しい家づくり”

空気がうまい家以外はすべて空想ですが、素敵なキャッチフレーズの会社はたくさんあります。しかし蓋を開けてみると中身は実際どうなの?ただの売り文句になってはいないかい?って聞きたくなる会社は少なからずあると思うんです。

そして昨今それは家づくりだけではなく、アパレルや、飲食、すべての業界に共通している。

言ってることとやっていることのギャップとでもいいましょうか。

まさにそれこそが本来SDGsが一番懸念している、経済主体の社会構造の問題点だと思うんです。

情報社会、本物ってなんだかわかりづらいし、見せ方、キャッチコピーなど
表面だけ着飾っていれば売れたりすることも。


売る力、伝える力、それはそれですごく大事だけど、自己的にそこだけが行き過ぎちゃうと、
欠陥住宅やウイグルの問題などなどなど、

”win win”ではなく”win Lose”「誰かが勝って誰かが犠牲になる」の構図になっちゃいやすくなる。

だから伝わりづらいからといって妥協せず、効率悪いからといって無闇に効率に走らず、売れるからって信念は曲げない。

あくまで愚直に真っ直ぐ届けたい思いをカタチにしていく。

そしてそれが決して自己満足ではなく、それこそが社会課題とカイケンコーポレーションさんがやりたいこととの、

円が交わる部分だと確信し進んでいる姿に感動したってわけです。


その難しさは何十年も切に感じているので、本当に痺れました。

自然素材の可能性

佐野疊屋がい草生産者さんに勉強させて頂いているい草の凄さや難しさ。

まさにそのまんま木材にも通じるというか、もう同じでした。

カイケンコーポレーションさんのこだわりの一つに音響木材というものがあります。

木材にバッハの音楽を聴かせているのです。

「えっ??木にバッハ??なにそれ?」

ですよね。

僕もホームページでそれを見た時はそう思いました。

だけど今日実際話を伺って涙が出るほど感動したし、嬉しかったのは、

音響木材、すなわち「木にバッハ」は木そのものを最大限に活かす手法だったのです。

木材は林業の方が木を切り、製材所に運ばれ、乾燥、製材され市場に出てきます。(製材が先かも?)

つまり乾燥機、いわゆる科学の力で乾燥した方が商品としての精度はコントロールしやすいし、早いんです。

だけど、機械を使っての乾燥は、木の中に流れる水はグツグツと沸騰し蒸発して行くので、木の細胞へのダメージも残るらしいのです。(言われてみればそうだよね)

そこでカイケンさんは乾燥工程にバッハを聴かせる。(生産者さんと繋がっているからこそ成せる)

音楽は木の中の水分に振動を与えて、水分をゆっくり放出し、適度な乾燥具合に向かわせる。

(音響だけでやるのかは、聞きそびれたので、また聞いてみます。)

結果、水分量という数値的には同じでも、何かが違う木材になる。

その木が家の骨組みになり、建具になり、天井になり床材になる。

優しい香りと暖かさ。まさに「空気がうまい家」の根幹でした。

僕は子どもが3人いますが、子どもたちがまだお母さんのお腹の中にいるころ、クラシックを聴くと良いと学びました。

今回の「木にバッハ」は木を商品として以前に、一つの生命体として敬っているからこそ。

僕はそのように思いました。

そして先日まさにい草生産者の草野さんに聞いたんです。

乾燥機と天日干しは何か違うんですか?って

すると草野さんは言いました。

天日で干した畳表の方が優しい香りがするって。

生きてんだよ絶対に。

自然と共にある方が細胞が喜ぶんだよきっと。

音響木材、胎児、い草、

あーなんかまた興奮してきたな。(笑)

最後に

最後に一番嬉しかったのは、おそらく佐野畳屋の理念と共通するものを感じた高揚感だと思います。

自然素材への信念と誇り

子どもたち(未来)のことを視野に入れた上での事業展開

人生においての”暮らしの大切さ”を本気で考えている

まとめると以上の3点に共感し、感動したって話です。

ぜひ色んな方に見て聞いてほしいと思いました!!(子どもたちにも)

もうすぐアップ予定なんですが、先日うちの長男が佐野畳屋がやっている「畳で森を作る」企画にえらく共感してて、
古畳を解体することで大量に出る藁を、土にコンポストする作業を一緒にしました。

子どもたちは気づいています。

自分たちが大人になる頃地球が良くない状態になっているんじゃないかってことに。


好みもあるし、価値観も考え方も人それぞれなので、別に押し付けるつもりはないけれど、

未来を思う気持ちに何かズキューーんとしちゃったなー。



長くなってすいません!

最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。


い草産地に行きい草の奥深さと優しさを学び、お茶のお稽古に行き、日本の美しさと畳の有難さを知る。

1日1日といぐさが畳が好きになっていくのりたろーでした!!!

い草大好きYouTube「畳の手帖」もぜひ時間があれば見てくださいね!!!




ほっこりしようぜ

おしまい

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