ラピュタファームさんご紹介
福岡県は田川郡川崎町の山奥。
農家だけはしないと田舎を出て都会のデパートでバイヤーをされていた現オーナーの杉本さん。
いろいろあり当時果樹園、農園をされていた親父さんの跡を継ぎ、農家に(本当いろいろあったのですがここでは割愛)
ただそのまんま継いだって面白くもないしと、バイヤーの頃に得た企画力とお洒落さで当時は珍しかった6次産業を始めます。
新鮮な野菜や果物を使ってオーガニックに調理。そしてバイキングで食べ放題といったビジネスモデルは、大人気でものすごい反響でした。(平日でも予約なしでは入れなかったです)
ところがコロナになり、三密という国が打ち立てた方針に、バイキングというモデルは、根底から見直しを余儀なくされました。
今、語るに杉本さんご自身も”大量生産、大量消費”のバイキング形式には違和感を感じていたようで、
今ではビジネスモデルを転換し、果樹園は仲間に運営してもらうようにしながらも、地産野菜にこだわりのオーガニックな調理や、大人気の無添加商品(ジャムやドレッシングなどなど)でゆったり過ごせるカフェ&レストランに。
また大自然をそのまま楽しめるキャンプ場運営もはじめ、週末はキャンプを楽しむ子供達の声や鳥たちのさえずりに癒される
パワースポットとして大人気です。
※杉本さんと対談動画も最後に載せています
畳雑貨のこと
畳の原材料の一つである畳表、それは”い草”という元々薬草としてシルクロードを通って伝わって来た草なんです。
そのい草を畳表にする際に、長さが足りなくて今まで廃棄されていた部分があります。
香りも調湿などの機能性にも何も遜色もないのにただ長さが短くて廃棄されていました。
大量生産、大量消費時代にはこの才能はみえなかったのですね。
もとを辿れば、佐野畳屋のお気に入り素材の一つに”無染土畳表”というものがあります。
その無染土畳表に惚れ込んだ僕は、その畳表を当店で使わせていただきたいと思ったわけですが、
特殊なもので一般の流通には乗らないので、「少しだけ欲しい」という小ロット購入では生産者さんに迷惑をかけてしまいます。例えるならアイフォンを買う際にアップル社に2つだけ売ってくれと言ってるような感じです。
生産者さんの思いを告げ話し合う中で、田んぼ一反(約1000m2)を契約してもらえるなら安心して作れるというコトで一反契約をし、晴れて無染土畳表取扱店になれたわけです!
※生産者の倉井さんとの対談動画は最後に載せておきます
話を戻すと、その無染土畳表を一反契約買いさせていただくコトで、今まで廃棄されていた長さが足りないい草たちにも
スポットを当てることができるようになり、アジアンマーケットさんも力を借りて新畳の香りをお手軽に楽しむことができる、”かおりの”という商品が出来ました。
そこにプラス、これまた今度は畳を作る際に生まれる端材でできた、コースターとブックカバーも一緒に、
今回ラピュタファームさんに置いていただくことが出来ました!
コースター、ブックカバーにおいては静岡県焼津にある超超素敵な畳屋さん『松葉畳店』さんにお願いして作って頂いたものです。本当にありがとうございます!
松葉畳店※リンク
※最後に松葉畳店を訪れた動画あります。
ラピュタファーム×佐野畳屋 その真意
ラピュタファームも佐野畳屋も大前提として自然が好きで、自然と在る時間を大切にしているのはなんとなくわかっていただけたと思いますが、一体何を目指しているのか?
対談動画でも話させて頂いたのですが、強いてあげるなら”感謝””気づき”そして”楽しむ”だと思っています。
農家さんにはわかると思うのですが、い草や野菜、果物といったものは当たり前のようにお店に並んでいますが、決して当たり前ではありません。大変すぎて自ら命を断ってしまった農家さんも少なくありません。
今こうやってブログを書けるのも当たり前じゃありません。
よくよく考えたらわかるのですが、メディアやゲームなどSNSなどを見るのに忙しくて、そんなことすら”気づけない”社会構造になりつつあるのかもしれません。
だから意識的に自然と在る時間の中でゆったり自分の身体と心が向かい合う時間、ココロを元気にする時間を、ラピュタファームさんは食や食体験を通して、佐野畳屋は畳や畳のある暮らしを通してそのことを表現していきます。
少し時間がある時に、ないなら時間を作りぜひラピュタファームさんに行ってみてください。
ちょうどいい風が吹いています。
心地よい音が流れています。
なんだかいい香りがします。
緑がいっぱいで目の保養ができます
人は食べたものでできています
心は過ごして時間で磨かれもし、汚されもします。
もっと自然でありのままに。
もっと自分を大切に。
ほっこりしようぜ