-素々然々(そそねんねん)-
モノが溢れる時代の中で、素のままであることは心細い時もあるけれど
過剰な付加価値やデザインではなく”素のまま”だからこそココロに寄り添い続けれるモノもある
僕が産地で出会ったい草のこと、ヒトのこと、素の思いを暮らしの中に思い出すブログ
それが素々然々(そそねんねん)です。
今年もいよいよお茶のお稽古の始まり、
新年のご挨拶、初窯が催されました。
昨年の雪の初釜とはうってかわり、暑いくらいの晴天の中で行われたのですが、本当に素敵な初釜でしたので書き綴っておきたいと思います。
昨年のはこちらから↓
https://sano-tatamiya.com/6358/
お茶のお稽古は、月に三回あるのですが、月曜日の生徒、水曜日の生徒、土曜日の生徒と
お稽古の曜日が違うので初釜でしかお目にかかれない先輩方もいらっしゃいます。
そんな僕はといえば月曜日にお稽古を付けていただいているのですが、
その月曜日の大先輩である女性の娘さんが、
昨年2月より月曜日にご一緒させていただくことになりました。
大先輩の女性も月曜日で、その話の中から娘さんがお二人いることは知っていたのですが、
実は昨年11月よりそのもう一人の娘さんもお稽古を習い始めたとのこと(曜日が違うので知らなかった)
まず、お母さんと娘二人が同じ趣味でお茶をやり始めたこと自体が素敵なのですが、
今日の初釜にもお母さんと娘二人で参加されていました。
僕も3人息子がいるのですが、長男は長男の性格、次男は次男の性格ですっ!!
って感じで、全く性格が違うのですが、娘さん二人もそんな感じで、
でも親子3人すごく楽しそうにニコニコされてて、まだ始めたばかりでもちろん動きを間違うのですが
間違っても終始笑顔で、隣にいたお姉ちゃんも笑って、そんな空気感にみんなも笑って、
「素敵だなーー」って心から思いました。
料理もお道具も一つ一つに意味があって、その向こう側のストーリーがあって
本当一つ一つが丁寧で綺麗で、味わい深くて
丁寧にその時間を過ごすことって改めて気づくこと多くて
「お米ってこんなに甘かったっけ?」
だとか
「旬のものって本当力があるなー」
とか。日常の中に見落としてしまう部分に本当に多く気づく贅沢な時間でした。
家族がいて、仲間がいて、その時その時を思ったり思われたりしながら過ごして、
晴れた日には晴れを楽しみ、
雨の日には雨を楽しみ、
旬のものに感謝して丁寧に料理し頂き、
香をたき、自然の中でゆったりと過ごす。
そんな時間がやっぱり僕らには大切で、そんなことに気付ける機会を畳を通じて世界中に描いて行こう
今回の人生はそれがいいな!!って本気で思い新たに決意した初釜でした。
足が自分の足じゃないくらい痺れましたが
この感情は言葉にするのはすごく難しいですが、
日本って素敵だなと心から思ったという素々然々のブログでした!
ありがとうございました
ほっこりしようぜ
おしまい