素々然々-sosonennen-19

-素々然々(そそねんねん)-

モノが溢れる時代の中で、素のままであることは心細い時もあるけれど

過剰な付加価値やデザインではなく”素のまま”だからこそココロに寄り添い続けれるモノもある

僕が産地で出会ったい草のこと、ヒトのこと、素の思いを暮らしの中に思い出すブログ

それが素々然々(そそねんねん)です。

春入千林処々花 

はるはせんりんにいるしょしょのはな

「処々」ところどころではなく、「至るところ」ということ。

寒い冬が終わり、春ともなれば、スティーブ・ジョブズにも僕にも分け隔てなく、うららかな春光がふりそそぎ、

「千林」、すなわち至るところで芽を出し花を咲かせそれを見ること、香ることができる。

スティーブ・ジョブズなどの話はありませんでしたが、昨日(16日)のお茶のお稽古の際に、床の間に掛かっていた

お軸の言葉の意味を教えて頂きました。

そして先生は言いました。

「今はまだ、正座が辛いとか、作法が難しいとかだろうけど、

 お茶の一番良いところは、うつろう季節を楽しみながらできる事。

春には春の咲いた花を生け、秋には秋の楽しみ方をする。

楽しいことがあったならウキウキを倍増させれば良いし、

辛いことがあったなら、お稽古に没入してリフレッシュしたら良い。

そんなことが出来ることがありがたいね」と。

本当その通りだと思うんです。

何が足りないと言い出せばキリがないけど、あるものに感謝し楽しむ。

そんなことが選択できるという今ほど、幸せなことはないです。

日本文化って本当に素敵だな。

四季があるって本当に有難いな。


福岡は一月下旬からまた寒くなるらしいけど、存分にその寒さも楽しもう。

そう決意した夜のお話でした。

ほっこりしようぜ

おしまい


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