大学を卒業して地元に帰って行って、もうすぐ一年になるH君から手紙と珈琲の詰め合わせが届いた。
それを見て一回車でちょろっと会っただけの長男と、一回も会ったことのない妻が泣いていた。
いかにテクノロジーが進化しようとも、”心のこもった”手書きの手紙ほど嬉しいものはないんだと
実感させられました。
その手紙には、
当時(バイトに入った頃)の状況が本当にやばくていよいよどうしようもなかったこと、
(コロナで居酒屋さんをクビになっちゃってたんです)
だからバイトに誘ってもらって本当に助かったってこと、
一年経った今は、充実してる毎日を送れていること、
あの時語りあったH君のビジョンの進捗状況、
そして、僕が畳を通じてやろうとしていることを、H君は職種は違えどやろうとしていて、
それがすごく楽しいってこと。
他にも近い未来会いにきてくれそうなことや、田川での思い出、
一緒に送ってくれたコーヒーの意味、
最後に僕がやっていることを永く続けていくためにも体を大切にしてほしいなど、
便箋4枚にも渡り書いてくれていました。
(思い出しただけで泣きそうや)
佐野疊屋としても初めてのバイト生で、仕組みも急遽作ったので穴だらけで、
色んなことをやってもらうはめになってたけど、
こうやって卒業した後も思い出してくれて、こんなふうに考えて書いてくれて本当にありがたいです。
最後の日、車でアパートの前に送ると、いつもは振り向かずに2階の部屋に帰っていく君が、
車が見えなくなるまで頭を下げていてくれたこと一生忘れないよ。
学生さんをバイトに雇う地元の大人たちは、いつも”見送る”側になっちゃうから、もう切ないんだけど
田川に来て良かったなって少しでも思い出してくれるのであれば、
そしてみんなの人生の大事な部分を優しく包んで見守ってあげれる存在になれるのであれば、
こんなに嬉しいことはないですね。
今日はめちゃめちゃ嬉しかったからっていうのもあって、自慢ぽくなっちゃいましたが
”手紙”ってやっぱりいいな!って
人間っていいなっ!!てブログでした。
見てないと思うけど、ありがとうH君。
ありがとうH君のご先祖様。
ほっこりしようぜ
おしまい