11月、早くも中旬です。今年も残すところあと46日となりました。
朝夕は特に寒くなってきましたが、風邪などひいてませんか?風邪予防にマスクして寝ようとするが、なんだか眠れないから仕事しようと思っている僕です。
おはようございます。
今の畳、固いんよねーっ
たくさんの住宅メーカーさん、お客様から寄せられる言葉があります。
「今の畳、固いんよねーっ」
そうなんです。
ここが、愛の違い。(大袈裟)
畳愛に溢れる人は皆言います。
「固い畳は畳じゃない!」
と。
そう。畳は、固すぎず、といってぐにゃぐにゃと柔らかすぎず程よい固さで私たちを支えてくれる。
自然と先人の知恵の集合体なんです!
藁床の話ですけど。
とにかく、固い畳はいかんでしょ?
って事で今日のブログ参考になれば幸いです。
実はすごく質問が多いので、昔書いたブログのリメイク版です。
張替えの際に「畳が固い」という相談は多い
昨日ある立派なお宅の畳の張替え(表替え)をしていました。
すると、
![](https://sano-tatamiya-fukuoka.co.jp/wp-content/uploads/20191116-02.jpeg)
これですよ。これ。
ただでさえボードは固いのに、クッション材ところか、何も着いていない。ボードむき出しですよ。
この上に畳表が来るんですが、もう固いのなんの。
普段、畳屋しかこの光景を見ることはないと思います。たまにダンボールの建具にも出会いますが、
ふざけるなっ!
ってことです。
誰の為の家か?
なんの為の畳や建具なのか?
見えない大事なところでコソッと材料費をケチる。
そんな仕事しないと利益出せないならやめちまえ!
っと、
興奮しちゃってすいません。
結局言いたいのは、
畳が固いって相談はよく受けます。
僕らはまずお見積もりの際に、藁床か、ケナフがおすすめです。
ボードを選ぶならせめてクッション材を良いやつにしてもらいましょう。
(ただクッション材も厚いと角が丸くなりがちなので角丸くならないようにしてね!っと、お願いしましょう)
実は畳作りで重要な“藁床”もなくなる可能性が大
実は、いつもい草い草うるさいですが、藁床も無くなる可能性が大なんです。い草より深刻かも。
原因としては利便化し過ぎた日本の機械化。
まあ藁床を作る機械も生産してないから、機械化だけが問題ってわけではありませんが。
まあはっきり言うと、めんどくさいんです藁床。
コンバインで刈った稲藁じゃ出来ないし、
集めてすぐって干して、まあ面倒くさい。
でも良いものってそんなもんですよ。
見えないところがちゃんとしている。
クッションが入ってないボード畳や、ダンボールの建具とは正反対ですね。
現代社会での便利と文化は相対しています。
簡単ならばいいのか?
お手製のなんとも言えないぬくもりよりも、
百均の食器でいいのか?
多分いくら言っても良い人は良いし、嫌な人は嫌なんでしょうけど。
また、藁とこは、乾燥次第ですが長持ちします。
4、50年はザラです。
環境経営を志す僕たちとしましては、良い畳を長く使う。
例えば、良い畳表を使いますと裏返しだったりも出来ますし、
そのあとの張替え時にその表を持ってきてもらい、ご希望ならヘリをつけてもらい、お花見やピクニックなんかにも使い、そのあとは農家さんなんかにあげると何かを干すのに便利なので喜ばれます。
また草と糸なので自然にも優しいし、エコです。
つまり、
い草最高ですよ!って話。もちろん藁とこも。
終わりにが長くなっちゃいましたが、
皆さんが良い畳屋さんに出会え、畳って良いわぁってなってくれることを心より願ってます!
ほっこりしようぜ
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![](https://sano-tatamiya-fukuoka.co.jp/wp-content/uploads/20191116-04.jpeg)
おしまい