
い草の向こう側にある真実 ~畳職人が18年間追い続けた想い~
[2024年2月16日 22時24分]
い草への想いが変わった瞬間
畳の素材であるい草。そんない草が大好きで、これまで「い草、い草」と言ってきました。
しかし、正直に言いますと、それは「自然素材が好きです」くらいのぼんやりした感じでした。
実は、本当に人生を賭して守りたいし、伝えていきたいと本気で思っていることは、畳の奥、い草のもっと向こう側にある”コト”だったのです。

18年前のマジックアワー
い草の産地で出会った感動
さて、18年くらい前、初めてい草産地を訪れたときのことです。
そこには、まさにマジックアワーのような瞬間がありました:
- まず、水平線を夕陽が染める光景
- そして、夕闇が海を焦がす美しさ
- さらに、木漏れ日の中を歩く心地よさ
これらに匹敵するような感動的な瞬間が、確かにあって僕の心を打ったんです。

心を打った真の犯人
ところが、その心を打った犯人を今思い出してみれば、それは決して”い草”だけではありませんでした。
実際には:
- 生産者さんの温かい笑顔
- 人生を賭けてきたことが年輪のように滲む”手”
- い草への深い愛情と誇り
これらすべてが、私の心を動かしていたのです。
い草が特別な理由
2年近い歳月をかけた産物
なぜなら、い草はそんな方々が自然と向き合いながら育ててきたものだからです。
具体的には:
- まず、感謝の気持ちを持ちながら
- そして、自然の声を聞きながら
- 最終的に、2年近くもの歳月をかけて大切に育てる
まさに、い草は「産物」なのです。
い草を愛する本当の理由
だからこそ、い草が大好きだし、日本の誇りとして残していきたい。
さらに、未来に紡いでいきたいと心から思います。
佐野畳屋の動力源
自然への感謝の心
つまり、山に、海に、空に、大地に、風に、雨に手を合わせ感謝するような気持ち。
実は、なんと言ったら良いのかわからない、足るを知るに似てるけど少し違う感情があります。

それは、「ALL NEED IS LOVE」という心の声です。
い草の文化を支える想い
結局、そんな心の声が佐野畳屋の動力源となっています。
したがって、い草の向こう側にある生産者さんの想いや、自然への感謝の気持ちを大切にしながら、畳作りに取り組んでいます。
い草と共に歩む未来
い草の産地との絆
一方で、い草の産地で感じた感動は今でも色褪せることがありません。
むしろ、18年という歳月を経て、その想いはより深くなっています。
次世代へのメッセージ
最後に、い草の魅力は単なる素材の良さだけではありません。
そこには、生産者さんの人生が込められており、自然への敬意と感謝が息づいています。
まとめ:い草の真の価値
要するに、い草は単なる畳の素材を超えた存在です。
確かに、自然素材としての魅力もあります。しかし、それ以上に、い草の向こう側にある人々の想いと、自然への感謝の心が込められているからこそ、特別な価値があるのです。
最終的に、そんない草と共に歩む未来を、これからも大切にしていきたいと思います。
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