
手間≠経済合理性|藁床が教えてくれる「手間=愛」という畳の物語
[2026年3月20日 16時07分]
藁床づくりは、非合理的に見える
藁床作りは、とても手間がかかる。
コンバインで刈った稲藁は使えない。稲刈りから手作業で、天日で干し、丁寧に積む。
乾燥具合を見ながら、何度も向きを変えて。
機械化の波に逆らう、非合理的に見える選択です。
知ると驚く、藁床の数字
ここで少し、藁床の話をさせてください。
一枚の藁床をつくるのに必要な稲藁は、約30kg以上。積み上げると高さ約40cmになる量を、わずか5cmまで圧縮して縫い上げます。
しかも、単に重ねるのではなく、縦横5〜7つの層に丁寧に仕上げていきます。
その手間の結晶が、あの独特の弾力性を生んでいます。
さらに驚くのは耐久性です。国宝「大徳寺方丈」には、1673年の表記のある畳が112帖、現存しています。
350年以上前の藁床が、今も残っている。稲藁の底力を、歴史が証明しています。
https://the-kyoto.en-jine.com/projects/daitokuji
しかし、その非合理が生むもの
40年、50年と使い続けられる驚異的な寿命。茶道の先生が「これでなければ正座が続かない」と言うクッション性。
その秘密は構造にあります。藁と藁の間に空気層があり、天然の断熱効果が期待できます。
夏は涼しく、冬は暖かい。エアコンより先に、畳が室内環境を整えていた。
調湿・断熱・保温・遮音性など、数字では表しにくい豊かさ。化学素材の畳床にはない、身体が知っている心地よさがそこにある。
手間をかけた畳は、長く愛され続ける。
畳の物語は「手間=愛」
私たちは、しばしば近道を選ぶ。効率を求め、遠回りを避ける。
得られる結果は同じに見えるかもしれない。でも、過程にかけた想いや時間が、その後を変える。10年後、20年後に、じわじわと滲み出てくるものがある。
今では良質な国産の藁や、藁床を生産する業者が少なくなっています。
だからこそ、今残っている藁床には、つくり手の「愛」が詰まっている。
日本が古来から受け継いできた畳。そこに、手間の大切さが編み込まれている。
ほっこりしようぜ。
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