畳屋をやっていくにあたり一番グサッとくる場面がある。
畳の処分のみを依頼された時です。
解体の過程ならまだしも、
リフォームの際の畳の処分は、畳屋としてはヘコむ瞬間だと思う。
今日は朝一借家の畳を収めて、
14枚処分依頼があった現場に向かった。
そのうちの6枚はまだ2年前くらいに収めたばかりのものだ。
勇気を出して、
どういった理由で処分するのか聞いてみました。
聞くところによると
どうやら若夫婦がここに住むことになったらしく、
畳もフローリングも嫌で、クッションフロアが良いとのこと。
と申し訳なさそうに大工さんが教えてくれた。
ここは正直安い畳でした。
よく肝に銘じておけ俺。
安い仕事はその場しのぎで価値を伝えれてない場合が多い。
かと言っていきなり高い価値ある仕事ばかりが舞い込んでくるほど甘くはない。
価値を自分自身見つめ、どういう風に動けば、その価値が伝わるのかを死ぬほど考えろ。
血ヘドが出るほど考えて、
血の小便が出るほど動いて、
それで伝わらないなら、それは、自己満でしかなかったんだと諦めろ!
まだまだここから。
理由はわかった。
要は価値が伝わってないだけなんだから。
すんません。生産者さん。
今日をまた学びとして頑張りますんで、
誇っていきましょう!!
い草は最高なんだから。
ほっこりしようぜ
おしまい