てやんでぃな畳屋さん。

 

畳にとって1番大事なのは寸法である。

 

どれだけ良い表でも、どれだけ高級な縁(へり)を使おうが、どれだけ貴重な畳床を用いても、

寸法が違えば台無しである。

 

そこで呟いてみた。

ツイッターはどちらかというと自分残したいメモとして使用しています。

 

https://twitter.com/sanotatamiya/status/654017288945856513

まあ、呟きは良いとして、

昨日そのやってはいけないことが起きた。

起きたと言えば外的要因、いわゆる人のせいにしているみたいだがまあ間違えただけです(笑)

 

ちゃんと終わった今だから(笑)なんて気楽だけど、昨日は久々嫌な汗をかきました。

実技試験で枠に入らんやった時と同じくらい。

というのも今、朝お米の籾摺りプラス年貢米の配達、それからやっと畳業が出来るのですが、

昨日は15日に予定していた仕事が、世界の素敵な勘違いにより先送りならぬ先にして。(困った声に弱いねん)

断固拒否りたいところでしたが、明日からのスケジュールもハードでしたので、

自分のためにも、お客さんのためにも

よし!!どうせならなんとかしようホトトギス。と張り切りました。

常に小走りで生産性のみ考えた行動は時に感動を生む。

施主さんのお宅へ行き、豪邸の庭をひた走る僕。

わっしょいわっしょい。長男の声がする。(妄想)父上は頑張るぞ息子よ

。わっしょいわっしょい。そう。相棒のママンキーは稲刈りのお弁当作り。戦いの場所は各々違えど、

 

僕はこの場所で戦う!!!(意味不明)

 

そして引き上げて工房へ持ち帰り、制作。

途中昼休みを利用して、昨日が工期の現場にへりなし半畳畳を配達。

半畳で6まいだったのですが、外はコンクリートを打つための鉄筋が敷き詰められてあり、歩き辛い。

まあ、よくあることなので、華麗なステップワークにより渡り切り、とりあえず6枚とも家の中へ。

1枚、よし。

2枚、よしよし、

3枚を納め、

4枚目で事件は起きた。

「あれ??あれれ?」まったく寸法が大きい(20センチくらい)。

変な汗が出る。

今からの工程が走馬灯のように走る。

過去を思い出す走馬灯は聞いたことあるが、

未来を走る走馬灯はまさに幻想の世界。うわあ素敵。(やけくそ)

 

よしこうなったらもう仕方ない。

 

へし折ろう。

 

 

せーの

 

って訳にはいきませんので、

ようやく現実を受け止めた心の中のおっちゃんと軽くうなづきあい持って帰りました。

華麗なステップワークで鉄筋道を再び渡り、

現場にいた作業員の方に、

「てへっ」と微笑み、帰国。「

いやあやっぱり工房が一番落ち着くねっ」とか言ってる場合じゃない。

お弁当作りを終え、朝のお宅の畳作りに入っているママンキーに報告。

「恥ずかしながら生きて帰って帰ってきました。」ううう。

と、思いつつ、原因を探ると素敵な勘違い。

僕は寸法ミスが一番怖いので二回チェックするんです。今回のは多分もう一回チェックしても間違えてただろうなという勘違い。詳しくは書かないが、まあいわゆる視点が違うというやつです。

 

原因もわかったとこで、現実にこれを全部作る必要がある。

 

それだけだっ!!!。(かっこいいっしょ??)

 

忙しくなったとき、忙しいーーと嘆くのではなく、

「面白くなってきたー」と叫ぶと良い。と依然聞いた。

僕はこの考え方が非常に気に入っているので、満を持して言ってみた。

「面白くなってきたーー」

 

ママンキー「。。。」

 

「すんません」

 

そして今日の現場に納め、次の19枚を持って帰り、帰ったのは夕方、6時。

 

それから手直しというか作り直しの畳にかかる。

(へりなし畳の半畳敷きは一部の調整が利かないため、ミス=作り直しなんです)

 

そしてなんだか本当に面白くなってきた僕は、夜間真っ暗な新築現場にどうやって納めようか?

と色々考えつつ、ミスした自分に次回からは、一回測った後、もう一人の自分を呼び起こし、

違う視点でもう一回確認しろと、シャワーでも浴びてもう一回見ろと、叱咤激励しつつ、

なんとか完成。(ママンキーありがとう)

 

現場に向かう途中、蛍の光がBGMの某ホームセンターに立ち寄り、

ユニット畳を見て、「安っ!!!!」と思いつつ、

ハンズフリーなタイプの電気と、置くタイプの電気と単3電池12個入りを買い、現場へ。

信号待ちの時、電池を入れておこうと開けてみると、単4電池がいると記載。。

 

「。。。なんて日だっ!!!」

 

二つ買った電気。置くタイプと、ハンズフリーなタイプ。どちらも単4電池3本。

単3電池4本と見間違えたんです。

あああーーシャワーでも浴びてビールでも飲んでじっくり考えたい。

とか言ってる場合でもなく

、コンビニで再び電池を買う。

「高っ!!!!」と思いつつ。

 

そして現場に到着。

ハンズフリーの電気の明るさに感動しつつ

、軽いステップワークで鉄筋道を渡り、

家の中に置くタイプの電気を設置。(こっちはさほど明るくない)

 

そして恐る恐る畳を敷き込み、おっ!!良い出来栄えやん!!

 

っと少しテンションが上がった下がったり。

 

そして

 

記念撮影。

image

 

暖色系のほうが良いがやはり畳は間接照明が素敵だ!!

 

image

 

(可愛くないし、早く帰れ!)

 

 

ちなみに胸に光っているのは、愛とソウルである。

 

忙しくなったら本当に心から

「面白くなってきたーー」と叫ぼう。

 

だって僕が忙しくなる=国産表だから(こんなに面白いことはないぜ)

 

 

 

 

いやあ、おかげさまで良い電気に出会えたというブログでした。。

 

追伸。

ご迷惑をかけた皆様すいませんでした。夜な夜なこんなことやってました。

北斗の拳③

 

ほっこりしようぜ

 

 

 

おしまい

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