里山資本主義 竹と田んぼの物語

 

昨日、というかさっきまで

我がふるさと、田川で里山資本主義の著者である藻谷浩介さんの講演がありました。

主催者の一員として駐車場係をやりましたが、

ある程度落ち着いたときに、講演も聞かせて頂きました。

「せっかく呼んだんだから、裏にいないで聞いてよ」

って藻谷さんはすっごくフランクな方でした。

その話はまたまとめて書きますが、

 

今日はその講演に至るまでのお話。

 

僕のい草好きとはさほど関係なく父はお米作りをやっていますが、

面白い話がありました。

 

田川には筑豊竹活という熱い熱い団体があります。

竹が増えすぎて、地崩れや日照不足による生態系への影響、

詳しくはまた紹介させてもらいたいですが、

とにかく、筑豊の竹林に入り、バランスよく伐採する。そして伐採した竹は竹炭にしたり、インテリア雑貨にしたり、

その一環として、竹の子が上がるのですが。これは筍をみんなで食べようとかではなく、

お米作りのイチ被害として増えすぎたジャンボタニシへの囮作戦につかえる。

 

お米作りをしている方はご存知でしょうが、ジャンボタニシか食べるのは苗が小さい時だけなんです。

 

だからその時は筍をあげる。

 

するとタニシは筍を食べるんです

 

そしてもう1ヶ月も経つと苗は大きくなり、タニシには食べられないので、

タニシは雑草を食べるんです。

 

 

わかります?

 

除草剤要らないんです。

 

そしてうちの場合、タニシ対策に椿油を入れてましたから、椿油も要らない。

 

その2つを田んぼに入れないことで、田んぼや川の生態系への影響はかなり軽減され、またザリガニや、おたまじゃくし、アメンボなどが住む生命体へと生まれ変わる。

 

そしたらそれを鳥が食べに来て、フンをしたり、肥料になる。

 

そんな生態系のあってこそ、有機肥料米などがありえるし、

またサイクルが生まれるんです。

 

そんなタケノコおとり作戦をどう実行に移すか考えていたら、タケノコが腐ってしまったんです。

(ゆたかすまぬ)

 

そんな不甲斐ない日々を過ごしていたところたまたま畳をさせて頂いたお宅に行ったところ、なにやら仕掛けを作っている模様。

なにをつくってるんですか?ときいたところ、

 

タニシ対策の遊び道具ばい!!!って。

 

それがこれ

 

image

 

まさにぼくが描いていた理想の仕掛けだったんです。

 

ああああ。なんて巡り合わせ。

 

 

里山には、たくさんたくさん資本金なしで、感謝されながらとれる薬がある。

 

それは除草剤になり、肥料にもなる。

 

タケノコの量が半端なくいることと、手間を考えれば、

地球や人に優しい農業が出来るんです。

 

楽しくないですか?

 

僕らが一生懸命将来を考えた時、確かな何かが生まれて、

が正しいかはわからないけれど、

地球に優しいってことは、未来への確かな答えであると思うんです。

 

 

まだまだ広がりを見せつつある”里山資本主義”という学びは、

ここから少しづつ書いていけたらいいなーって思います。

 

 

 

それではまた書きます。

 

 

 

image

 

ほっこりしようぜ

 

 

 

 

おしまい

 

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