ずっと行きたかった場所があった。
正しく言うと行ったことは過去に二度ほどあったけど、
テイクアウトでマフィンとコーヒーを買うだけだったので、
空間を味わいたかった場所があった。
前にも書いたが、コーヒーだけならコンビニにもある。
そこそこ拘り、コストパフォーマンスも充実したコンビニコーヒーとスタバの違いは
”旅感”というか、ちょっとしたお洒落な気分にさせてくれる”時空間”にあると思うんです。(個人的に)
そして今日はひっそりと田川にあるbird coffeeさんに訪れた。
実のところオーナーさんと奥様の二人でやっているお店なのですが、
そのお二人どちらもが、僕の姉の同級生なのです。
何となく知っているだけに、なんとなく寄りづらい。
僕にとってカフェタイムというのは、身内に知られると少し恥ずかしい時間。
読み物をしたり、書き物をしたり、音楽聴いて泣きそうになったり、
つまり粋ってるのだ(笑)
そんな姿が姉の耳に入り、身内に知れ渡るのが、嫌だったので、いつも行きたいと思いながらなんとなく寄らなかった聖地だったのです。
だけど心の底から行きたい場所。
中途半端に知ってるからいけないんだ。
こうなったら必要以上に関わっちゃおう(笑)
と昨日は念願、いや悲願と言っても過言ではない
”bird coffee”さんへ。
着いたのは午前10時28分。
そう言えば何時からオープンするのかすら知らない(笑)
店頭に行くとオープン時間は10時30分。。おおー素敵な偶然。
店頭のベンチに座り、少し緊張しながらオープンを待つ。
中では、ご夫婦がなにやら準備をしている様子。
この待っている時間もなんとなく楽しいなとかなんとか思いながら、
何分か過ぎてオープン。
待っている僕に気づいたオーナーさんが
「あっ!ごめんなさい。なんかまったりしてました。日曜日ですね。」って言ったんだ。
素敵だ。なんか素敵だ。これぞスローライフ。。遅れることよりも遅れた理由がほっこりすぎる。。
なんてハイテンションになりつつも、落ち着いた様子の猫をかぶり、注文へ。
アメリカーノ下さい。僕がそういうと、
「アメリカーノが好みですか?うちのアメリカーノはエスプレッソを。。。。」と色々説明してくれて、
これならばおすすめが飲んでみたいな。と思い、
「お勧めで作っていただけますか?」と注文。
そしてニカラグアというすっきりとしたフルーティーなコーヒを頂く。
「うまし。」
こんなに美味しいのは、
生産のこと、豆のことを語りながら心を込めて入れてくれたから?
大好きな映画『かもめ食堂』でも言ってた。
「一番おいしい珈琲知ってるかい?
それは人が入れてくれた珈琲なんだ。」(深いっ!ちょっとセリフが違う気もするけど)
そういえばcoffee journyって歌書いてながらも、
あれだけカフェが好きとか言いながらも、珈琲の説明なんて受けたこともないし、
なんとなく深いとか浅いとか薄いとか濃ゆいとかぐらいしかわからないし、
考えたこともなかった。
カフェは雰囲気が好きで行っていだけだった。
でも本当に嬉しかったんだ。
コーヒー豆は農作物、品種はもちろん、土地、土地で味わいも違うし年々で出来不出来もある。
「おや?なんか聞いたことあるセリフだな」。
そうなんです。
僕がいつもい草に際して言っているようなエピソードが珈琲にもあって、
それはバリスタにとっては当たり前のことかもしれないけれど、
僕たち素人にとってはスペシャルで、
そんな思いを聞きながら、入れてくれた珈琲。結果、品種とかどうでもよく、ただ思いを込めてできた豆を仕入れ、思いを込めて入れる。そんな一期一会な珈琲は本当に味わい深く美味しかった。
まず珈琲が豆だったとか農作物だとかという認識すら忘れてしまっていた自分にとって
この時間にすれば
30分程度のcoffee journyが一生忘れぬ宝物になるんだろうな。
その後も色んなことを話しながら、bird cofeeさんでの素敵で熱い時間。
結局具体的なことはあんまり理解できてないけれど(笑)
近くにこんなお店があって、
そこには確かなバリスタ、
自分好みの素材を選んでくれる珈琲のバーテンさんが居て。
マフィンもめちゃくちゃ美味しい。
そう。
お勧めの国産表が伝わった打ち合わせ後の一人プチ祝いに
勇気をだして立ち寄ったカフェは、
僕にとって最高の時空間をくれました。
本当にありがとうございました。
また行きます。
お祝い出来るほど伝えたい畳を伝えられたのちに。。。。。(めざせエブリデイ)
ああ。かもめ食堂が見たい。
そしてbird coffee journyしたい。
しみちゃうぜ日常。
ほっこりしようぜ
おしまい