おはようございます!!
朝一唐突ですが、「畳は一人にして成らず。」
どんなに優れた畳職人も一人では畳は作れません。
畳が皆さんの空間に敷かれ畳のある暮らしになるまでに、実は何年もの年月と物語りがあるんです。
畳床、畳表、畳縁、糸、畳を作る機械や道具。
ありとあらゆる素材が様々な工程を踏み、畳職人である畳屋に委ねられます。
佐野畳屋では
“モノつくりはヒトつくり”
を念頭に、ヒトと素材に感謝しながら、
感動重視、わくわくを理念に、日々心を込めて畳を縫っています。
昭和二十四年に祖父が畳屋を開業し、たくさんのお客様の笑顔に支えられてここまで歩んできました。
一度、畳を敷き終えた時、お客様が
「ありがとう、これで良い新年を迎えられるわ」と、
畳に頬ずりをして、クシャッとしわを寄せて笑ってくれた顔を今でも鮮明に覚えています。
祖父が畳作りを始めてから六十年以上、畳業界も大きく変わりました。
和室の減少、機械化による大量生産、中国表、科学表の普及による国産表の衰退・・・・
しかし、変わりゆく時代の中でも変わらないもの。
それは、「健康的で豊かな人間生活の実現」を願う心。
「すべてはあの時の笑顔がまた見たいから」
今日もまたあの時のクシャッとした笑顔が見たいから、
一枚一枚心を込めて、畳を縫っています。人としてできる事をさがしています!
そして他の誰でもない僕自身がい草産地に初めて訪れ、生産者さんがい草、田んぼと向き合うその姿を目にした時、
感動しました。
だからきっと届く。届ける。
今が世界が忘れつつあるのは、一人一人の暮らしの大切さなのかもしれません。
ガンジーは言いました。
「変化を求めるのなら自らがその変化となれ。」と
きっとやります。自然や生産者さん、仲間達の力をかりて、
世界のほっこり王に俺はなる!!!!(ドンっ)
ほっこりしようぜ
おしまい