田川にお住まいのみなさん。自然素材の畳をお求めの方に。畳の表替えなら国産畳専門の佐野畳屋へ

仏間の畳

畳|お盆前が畳替えのベストタイミングな理由

[2022年7月5日 23時11分]

3代続く畳屋が語る畳替えのタイミング

福岡県田川市で74年前くらいから、祖父、父、私と代々畳屋を営んでおります。そして、畳替えのご依頼を受け、お打ち合わせの時によくお客様がおっしゃられるのは「5年前くらいから畳替えしたかったんだよねー」というセリフです。実際に、このような畳に関するお悩みを数多く聞いてきた畳職人として、お盆前が畳替えの最適なタイミングである理由について詳しくお話しします。また、畳と日本の文化的背景についても解説いたします。

よく聞かれる畳に関する質問

最も多い質問とは

そして、それと同じくらい、いやそれより聞かれるのは「畳っていつ替えたらいいの?」というセリフです。

つまり、多くのお客様が畳替えの適切なタイミングについて悩んでいらっしゃるということです。

お盆前というタイミングの意味

さて、お盆前ということもあり、そんな経験から畳屋として書く今日のブログは、ズバリ「お盆前が畳替え(張り替え)のタイミングの理由」です。

そのため、「畳っていつ替えるのーー?」そんな方には結構面白い内容かもしれません。

畳屋にとってのお盆前の忙しさ

師走以上の忙しさ

さて、今年は早めに梅雨も明け、暑さも手伝い畳屋さんが師走以上に走り回るお盆がやってきます。

実は、「え?畳屋さんってなんでお盆前が忙しいの???」という疑問を持つ方も多いでしょう。

お盆と畳の深い関係

そうなんです。お盆前は忙しいのです。なぜなら、年に一度、ご先祖様がお家に帰ってくるとされるタイミングだからです。

また、初盆の方はお参りに来られるお客様を迎え入れる準備をします。

 

畳替えに込められた想い

我々日本人にとって畳の張り替えは、ただ自分だけのためだけではありません。実際に、お世話になった方々への感謝の気持ちも詰まっているのかもしれません。

心に残る畳替えエピソード

初盆を迎える女性のお話

こんな話があります。ある50代くらいの女性から畳替えのご依頼を受けたときの話です。

まず、女性はどうやらお父様を亡くされたようでした。そして、49日の供養が終わったら、初盆の準備もあるので祭壇を組む前に、畳替えをして欲しいというご依頼でした。

お父様への想いを込めた畳縁選び

打ち合わせをし、畳縁はお父様が好みそうな柄をお選びになりました。

その後、無事畳替えも終わり、少しお話をしていたところ当然その女性は涙を流し始めました。

心に響く言葉

しばらくして僕は「寂しくなりましたね」と女性に言いました。

すると女性が言いました。「いいえ。もちろん寂しくはなりましたけれど、順番ですから。」

そして、お父さんの写真を見ながら言いました。

「ただこんなに綺麗になるのなら、せめて亡くなる前に畳替えしてあげたらお父さん喜んでくれただろうなって。」

 

畳替えのタイミングについて考える

人それぞれの事情

畳替えのタイミングは人それぞれです。特に、替えなくても死ぬことはないし、それならばもっと欲しいものがある。と優先順位は低いのかもしれません。

畳の持つ特別な意味

だけど、「畳の上で死にたい」というセリフが生まれるくらい、畳には暮らしがあり、日常があり、思いがあります。

実際に、畳は単なる床材ではなく、日本人の心と深く結びついた特別な存在なのです。

お盆前が畳替えのベストタイミングな理由

時期的なメリット

まず、お盆前の畳替えには以下のようなメリットがあります:

1. ご先祖様をお迎えする準備 また、新しい畳でご先祖様をお迎えすることで、感謝の気持ちを表現できます。

2. 来客への配慮 さらに、初盆や法事でお参りに来られる方々を、綺麗な畳でお迎えできます。

3. 心の整理のタイミング そして、故人を偲び、新たな気持ちで前に進むきっかけにもなります。

季節的な要因

また、梅雨明け後の時期は畳替えに適した季節でもあります。湿度が下がり、畳の乾燥も早く進むためです。

日常の中で畳を見直すきっかけ

畳の活用提案

あと1ヶ月と少しでお盆です。

そこで、たまにはお座敷に行って寝てみるとか、お座敷で夜ご飯食べようとか、あってもいいのかもしれませんね!!

畳の価値を再認識

つまり、普段あまり使わない畳の部屋も、改めてその価値を見直してみることが大切です。

畳職人からのメッセージ

畳替えの本当の意味

畳替えは、単なるリフォームではありません。実際に、家族の歴史や想い出と深く結びついた、特別な作業なのです。

また、畳職人として、お客様の大切な想いを形にするお手伝いをさせていただくことを誇りに思っています。

適切なタイミングでの畳替え

そのため、「いつか畳替えしたい」と思っていらっしゃる方は、お盆前のこの時期を一つのきっかけとして考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ:畳と共に歩む日本の心

74年にわたって畳づくりに携わってきた経験から言えることは、畳は日本人の心と深く結びついた存在だということです。

特に、お盆前の畳替えは、ご先祖様への感謝と、これからの暮らしへの想いを込めた特別な意味を持ちます。

最後に、畳替えをご検討の方は、お気軽にご相談ください。お客様の想いに寄り添った畳づくりをお約束いたします。

ほっこりしようぜ

 

 

おしまい


公式Instagram

https://www.instagram.com/sanotatamiya/

ネットショップ

https://sano-tatamiya.shop-pro.jp/


おすすめブログ記事

畳の品質を決める生産者との絆 – 本物の価値とお客様の喜び

【福岡の畳専門店】畳交換・新調・表替え・裏返しのプロが解説!佐野畳屋の施工実績と選び方ガイド

もし宜しければ、応援コメントなどを頂けたら幸いです。コメント、お待ちしております。(Facebookアカウントをお持ちでない方は、こちらをご利用ください。)



CAPTCHA


おすすめの記事

    投稿はありません。

2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
月間アーカイブ
年間アーカイブ
無料資料請求はこちら