い草の先にあるもの。佐野疊屋のビジョン

3日の夜から時に次男の送り迎え、時に三男とお留守番、時にお買い物に行きながらも、

教えていただいた方法と一年リリックしてきた気づきと失敗の改善案を元に、

ついにワクワクが止まらない、なおかつまんざら机上の空論ではない(わかんないけど)

ビジョンが見えた気がしています。

佐野疊屋と言えば、い草。

い草と生きるという思いを掲げて表現は変われどその思いはブレることなくやってきました。

(時に売上に追われブレてることもある気が…。)

ただい草の魅力は畳のみにあらず、畳の魅力は敷物のみにあらず、とずっと思ってきました。

モノではなくコト消費だと言われていますが、

もうその時代も終わりに近づきつつあると言われています。

本当に早い。恐ろしいほどに。

時代の波にのまれないで済むには波に乗るしかない。

よし。陸サーファーのりたろーその波乗ってやんぞと意気込んでました。

だけど色々な境地に立ち乗れるか乗れないか。。

あーー縄跳び入れない。。

いや行かないと生きてはいけない。

うわーー波たけーーー!!

ってな感じでした。

でもある景色が見えたんです。

多分海の表面でバタバタ波に乗れるだ乗れないだ。耳抜き出来るとか、出来ないとか言っているのを、海中でクラゲはゆらゆら見てるんだ。

あら?

目的違うくね?

俺波に乗りたいから経営者やっているわけじゃないんだ。。

い草、生産者さん、農業、ココロが好きで、そんな思いの詰まった畳ってものがみんなの役に立つんだよって知ってもらいたくて経営者やってるんだった。

そう。その場合ゆらゆらクラゲでも良いんだ。

波に乗るのも一手なら、乗らずに海中に潜るのもまた一手で、

実際海じゃないから物理的に息が出来ないってことはないし、

波から逃れて生き延びるってのが目的ならば、高い山に登るって手段もあったりするし。

要は考え方一つってこと。

僕のビジョンのイメージは、海中の竜宮城で、波にのまれて沈んできた人、乗るのに疲れた人が、

癒されまた頑張ってくるぞってなれる空間を作ること。

例えるならばワンピースのインペルダウンのレベル5と6の間のイワンコフと出会ったカマーランド。。。

わかります?

い草の先には、癒しや安らぎがあって、

それは殺伐とした世界で戦う人たちの中にニーズがある。

砂漠のオアシスのような癒し空間を愛車ならぬ愛部屋として広めて行きたい。

くつろぎ、安らぎ、癒されて、鋭気を養う空間が、暮らしの中に一つあれば、人は頑張れる。

それが家族だったり、恋人だったり、旅行だったりする。

ショートトリップを誘なう空間。

かっこよくなれる空間。

生きてくだけなら人はあんなに洋服は買わないし、

車だって最低限動けば良い。

旅行なんて行く必要もない。

だけどかっこよくありたいだとか、

カッコいい時間を味わいたいだとか、

自分を高めたいだとか、

そんな気持ちはいくらテクノロジーが進化してもなくならないと思う。

そんな時に空間の能力ってあるよね。

空間に力がないなら、

コンビニでコーヒー買って家で勉強してりゃ良いんだ。

スタバで勉強する必要はない。

勉強するときも出来るだけかっこよくありたい。

凛と覚悟を決めていつもと思考を変えてスカしてやりたい。

だからスタバに行くんだ。

そんな気持ちが少なくとも僕にはあります。(笑)

はい。

話があっちやらこっちやら行ったのでまとめますと、

目的は何ですか?ってこと。

そして考え方一つってこと。

もちろん波にのるにしろ乗らないにしろ、波がどういったものかは知っておかないといけないけど、

無理矢理に乗らずとも生きる道はあるってこと。

い草の先にあるものは、ココロ揺さぶる空間。

それは生産者さんがいてくれてはじめて成り立つ究極の空間。

ビジョンは、人類のオアシス。

空間としても、生き方としても、

利便性を追い求めて疲弊し、ふと腰をおろした場所にい草の思いがあるとハッとする思うのです。

ココロがあると救われると思うのです。

ココロを磨き、

安らげるお洒落を作る。

その場所にはいつも感情が溢れていて、泣いたり笑ったりしながら、また明日に向かっていく。

くつろぎ、安らぎ、揺らぎ、

インテリア、お庭、音楽、時間、

そんなキーワードが今後の最大のテーマです。

ほっこりしようぜ

おしまい

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