僕が畳屋さんをやるにあたり一番大切にしていること。
[2016年6月13日 06時23分]
何だろう?この熱い感じは。
何なんだろう。この心臓辺りの違和感は。
そうだ。
昨日。呑みすぎたんだ。
あっ!!おはようございます。
なんだか色々熱いのりたろーです。
昨日は、お寺さんの母屋の方の改装の際の畳替えが完了したことと、
めちゃくちゃ嬉しいお手紙を頂いたこと、
4月に就職した従妹が帰ってきてたこと、
色んな事が嬉しくて、喋っているうちに、酒に呑まれちゃいました(笑)
日々、い草、enjoy、い草、enjoy、言いながら過ごしていますが、本当に嬉しいのは、
100%の言葉で皆さんがお客様の声だったり、お手紙をくれること。
それには必ず、佐野さんおすすめの畳にしてよかったと書いてくれていて、
本当に泣きそうなくらい、嬉しいんです。
そしてそれを共有できる人がいることも本当にありがたいですね。
畳替えは皆さんの人生にとって大切な1ページであるんですね。
ぜひこだわってやってくださいね。
昨日のお寺さんは”㈲原忠”さんというお洒落な設計会社さんが、
ワクワクにこだわってリノベーションしたお宅でした。

掘りごたつを使わない時は畳敷きにして使いたい。
その時、畳のラインが合うように作ってほしい。
昨日が最終納期でした。
多分、微調整が必要になると思い、一日前に一度納めさせていただきました。

わかるでしょうか?
堀コタツ内の二枚にチョークで何か書いてあるの。
ここが、ほか2枚の畳から1分3厘(約4ミリ)ずれていました。
だから、持ち帰り昨日納品。
ライン通るかなーー。と持っていくと、

すでに今日の催しのスタイル(堀コタツスタイル)になっており、
ラインを拝むことが出来ませんでした(笑)
また敷いたとき違和感があったらすぐ来ますから!!
と言い残し、お寺さんをあとにしました。
そう。
僕はラインにこだわっているわけではないんです。
お客さんの笑顔にこだわっているんです。
偉そうに言っておりますが、そんな感じです。
ラインが通らなくても畳は畳ですが、
ふとした瞬間に違和感を感じ、なんだかなーってなってしまわないように、
出来うることはやりたいな!と。
畳は実は微妙なこだわりが凝縮しています。
マニアックで、わかる人にしかわからないことばかりで出来ています。
でもなんとなくでも毎日を素敵なもなのにする力を持っているんです。
それが伝わったとき、お客様の声やお手紙やメールなどで喜びの声を頂ける。
畳屋をしてて、生産者さんとつながり、伝え、
喜んでいただき、その喜びを仲間や生産者さんと共有する。
僕が畳屋をやってて大事にしていることは、
まさにその喜びそのもの。
わくわくなんです。
これからももっともっと求め続けて行きたいと思います。!!

ほっこりしようぜ
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