
ちょっと待って!その畳、本当に新しくする必要ありますか?
[2025年11月6日 14時15分]
「その畳、本当に今替えるべき??」
畳は一般的に20年から30年くらいで、新しくするべきとよく言われますが、実は必ずしもそうとは限りません。私が畳屋になって21年、おかげさまで本当にたくさんの畳やお客様と携わらせて頂いておりますが、実際替え時だと言われた畳も、 まだまだ使えることが多いんです。
そこで今日は、次の項目でブログを書いていきたいと思います!
-目次-
❶畳の構造と見極めポイント
❷まとめ
短っ(笑)
それでは畳を知る旅に、レッツ
(せーの)
ゴー!!
❶畳の構造と見極めポイント
畳は下記写真のように、大まかに畳表と畳床、畳ヘリで構成されています
俗に言う表替えとは、畳床はそのままに、古くなった畳表と畳へりを交換する方法で、新調は畳床ごと全て新しくする方法です。
ちなみに全て新しくする場合は、畳床の材料代と手間代、加えて廃棄する畳の処分料もかかってしまうので、材料にもよりますが、一枚あたり10,000円くらい高くなるかも?
そこで、畳の構造を知っておくと、まだ表替えで十分かもしれないと判断でき、コスト面でもかなりお安く出来る可能性があるので、ぜひ今回覚えておいてくださいね!
畳がまだ使えるサインとは?
- 踏んだ時にブヨブヨしていない
- 濡れたまま放置していない
この2つの項目に当てはまる畳は、例え50年経過したもので、使える可能性は高いです。
逆に当てはまらない場合は、新しくして半年だとしても替える必要があるかもしれません。
畳の表面が擦り切れていたり、破れたりしていても中身がしっかりしている場合は多いので、この知識を踏まえた上でぜひ畳屋さんに聞いてみてください!!
まとめ
良いものを長く使い、納得・安心の畳ライフを
こうして畳の状態を知り、必要に応じて表替えや新調を選ぶことで、無駄なく長く畳を活かせます。これは「良いものを大切に長く使う」という大切な考え方にもつながります。
畳は日本の暮らしに根付いた素晴らしい文化です。
一枚一枚を大切に扱い、本当に必要なタイミングで手を加えることで、より愛着を持って使い続けることができます。
そうすることで、ただ新しくするだけでなく、 ものを大事にする”心”や持続可能な暮らし方が実現できます。
ぜひ、良いものを長く大切に使うという視点で 畳と向き合い、愛に溢れた畳ライフを楽しんで頂ける一助になれたら本望です!
ほっこりしようぜ
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