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フローリング

畳をフローリングにする前に知っておくべき3つのこと:畳屋からのアドバイス

[2021年5月16日 20時14分]

こんにちは!いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

今日は「畳をフローリングにする前に気をつけてもらいたい3つのこと」というテーマでお話しします。決して「畳を捨てたら呪われますよ!」的な内容ではないので、安心してご覧いただき、ぜひ参考にしてください!

1. 地球に優しい古畳の処分方法を考えよう

畳の年間処分量は驚くことに100万枚にも及ぶと言われています(※ダイケン調べ)。そのうちの半分、いや、十分の一でも環境に優しい処分方法を実践していただくことができたら、地球環境にどれだけ良い影響をもたらせるでしょうか?

確かに、それだけでは全然足りないかもしれません。しかし、あらゆる業界が少しずつでも環境負荷を減らす努力をしていけば、きっと世界は変わると信じています。

古畳のリサイクル方法

畳は適切に解体することで、素材ごとに分別し再利用可能になるものが多いのです。一人が一枚だけでも処分方法を考えることで、環境問題改善への大きな一歩となります。

したがって、安易な焼却や産業廃棄物処理という選択肢を取る前に、以下の方法を検討してみてください:

  • 状態が良い場合:欲しい人を探す → 見つからなければ解体
  • 状態が悪い場合:解体して素材ごとにリサイクル

畳からフローリングへ変更する前に、こうした環境への配慮から始めていただけると嬉しいです。

2. 床下点検口の確保を忘れずに

畳の間には、実は床下へ行くための出入り口としての重要な機能があります。最近の住宅では床下点検のための専用入口が別に設けられていることが多いです。しかし、古民家など昔の建物では、床下点検口が畳の間に設置されていることがほとんどです。

そのため、畳の間をなくしてフローリングに変更する際は、必ず点検口の確保をしておきましょう。床下は家の土台となる重要な部分です。その環境を定期的にチェックできる仕組みを残しておくことは、家の寿命を延ばすためにも非常に大切なのです。

3. 安易な施工は家の寿命を縮める要因に

実は、畳をフローリングに変更する工事は想像以上に複雑です。だからといって、畳の上から単に板を打ちつけたり、家の支えとなる土台、大引、根太などの状態を無視して表面上だけ綺麗にしても、後々もっと大変な問題が発生する可能性があります。

フローリングへの変更を考える際は、以下のポイントもチェックしておきましょう:

  • シロアリの有無
  • 家の土台部分の強度
  • 湿度対策
  • 断熱性能

これらを総合的に考慮し、中長期的な視点で施工することをお勧めします。

まとめ:畳屋からのアドバイス

以上、畳屋の私がDIYで畳をフローリングに変更する際に特に気になる3つのポイントをご紹介しました。あくまで畳のプロとしての意見です。大工さんなどの専門家にも相談できる方は、ぜひ一度見てもらうことをお勧めします。

正直なところ、畳屋としては畳をフローリングに変更してほしくないというのが本音です。しかし、それ以上に大切なのは、私たち畳屋が「畳を通じて皆さんの暮らしに元気と感動をもたらす。」という理念のもとに行動することです。畳の魅力や価値をしっかりお伝えできていないとしたら、それは私たち業界の責任でもあると感じています。

「やっぱり畳って最高だね。」と感じていただけるよう、これからも情報発信や提案を続けていきたいと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。このブログは、YouTube「畳をフローリングにする前に気をつけてほしい3つのこと」の台本をもとに書いたものです。少しでもお役に立てたら幸いです。

 

ではまた

 

ほっこりしようぜ

 

 

おしまい


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