産地礼賛〜畳は心で出来ている〜

おはようございます!!

畳の原材料”い草”の産地、熊本県は八代にいます。

この度は、新年のご挨拶もなんですが、昨年に県知事賞を獲得された草野さんのお祝いと

無染土表の生産者である倉井さんにご挨拶に伺いました。

そしてもう一つ、畳表が織られている様子やその工程にかける思いなどを
撮影させていただきました!

カタンカタン

1年6ヶ月もの間、大切に育まれてきたい草一本一本が、畳表になって行く。

僕たちにとって、そんな特別な瞬間が、淡々と行われていく。

それがこの時期(一月〜三月くらい)の産地の風物詩でして、

草野さんの工房でも、丁寧に織られていく様子が見ることができました。

その様子は近日編集し、投稿されますYouTubeの方をお楽しみにしててくださいね!!

↓「い草刈取り&泥染め」 「先刈り」「網張り」の3本だけご覧になれます。↓


製織の撮影をさせていただいた後は、草野さんご夫婦と一緒にお食事に。

お互いの思いやビジョンだったり、畳屋と産地はチームであること。

そして草野さんチームと佐野疊屋チーム固体で考えてもチームであること。


畳屋としてのりたろー個人としてこんな時間を頂けることは本当にありがたいです。

本物とは何か?

何のために畳が生まれ、畳はあり続けてきたのか?

畳はいろんな方々の思いや技術からなる素材の集合体。

い草はもちろん、芯材となる藁床、畳のヘリ、畳を作る道具や、まだまだたくさんの素材があって初めて畳となる。


大量生産、大量廃棄の時代は終幕を迎え、これからはテクノロジーと心の時代になる。

その時、世界に日本が胸を張って言えることは、独特の文化背景の中で育まれてきた

和食だったり建築物だったり畳だったりするだろう。

畳屋で在れることを本当に幸せに思います。

これからも産地と一丸となり、皆さんの暮らしの中に、畳を通じて”和”の本質「心」の部分を

磨きながら精進して参ります。


最後に、

産地が持続が危ぶまれているのも事実です。

日本が、日本らしくあるために畳ってかけがえのないものだと確信していますが、

物質社会、効率社会の中で疲弊しているのも紛れもない真実。

禅、瞑想、マインドフルネス

靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、畳に座って考えてみて欲しい。

サウナ、キャンプ、山登り

人は自然なくして生きてはいけない。

人は心無くして生きてはいけない。

畳の向こう側を知ることで、

日本に生まれてよかったと

ありがとーーーーー

となれるかもしれない。


僕自身がそうであったように。



また書きます

ほっこりしようぜ

おしまい


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次