自分にも子供ができたからか(現在三人)、最近色んな場面でアレルギー情報が耳に入るようになりました。
食べ物だと、卵や甲殻類、小麦粉、それ以外もハウスダストや花粉に反応したり、
ワンちゃんとじゃれあったら反応が出るなども耳にします。
また「畳 アレルギー」と検索すると様々な情報が出てきますが、結局たくさんありすぎてどうしたらいいのか、
わからなくなり「不安だから今回、畳は断念しよう」といったことになることもあります。
そこで現役父親であり、現役畳屋である僕が、
「畳とアレルギー」について、畳屋として実践していることを一つだけ書くので
参考になれば幸いです。(やることは一つですが、注意点も簡単にまとめたので参考にされてください!)
お勧めできる事例
『パッチテストしてもらう』これ一択です!
どんな生活をしようとしているのか?十分お話しをしながら、実際に使用するお勧め素材も含め、気になる素材を何候補か選び切れ端を持って帰っていただき、何日間か共に過ごしてもらう。
(この時は施行区域がエリア外だったので、電話でヒアリングし、パッチテスト用サンプルは郵送で送り、施工はお近くの畳屋さんにその素材を伝え(取り扱いがなかったのでシェアし)施工に至りました。
そこで、事例に基づき、少し応用編を簡単に今から
”やっていただきたいことリスト”としてを書いておきます。
ーやっていただきたいことー
①畳屋さん選び
価格や技術はもちろん大事ですが、
しっかり話を聞いてくれる、相談しやすい
”暮らしに寄り添ってくれる畳屋さん”を選んでください!
②素材候補を分けてもらう
目的が”アレルギーが出ない畳”であるかぎり、国産品だから絶対安心というわけではありません。
国産品でも生産者さんによって色々作り方、土質も違います。断固、国産品はお勧めではありますが、
使用したい素材候補を選び、もう一歩、実際に”使用候補である素材”の切れ端を分けてもらってください!
(素材によっては多少コストがかかるかも知れませんが、長い目でみたら確実ですし、畳屋さんを選ぶ基準にもなります)
③実際に生活するであろうシチュエーションの中で何日か過ごす
何度か肌に当ててみたり香りを嗅いでみるだけでは不十分。
少し極端なくらい共に過ごされてください!
終わりに、
そんなに多くない経験の中ではありますが、僕が畳屋になって18年、
い草で直接的に反応が出た方はいません。
ただ、それはかなり調べて畳屋を厳選されたお客様にしか出会ってないからだと思っています。
一流患者と三流患者という本もあるように、
患者も基本的なことは知っていないと同じ情報でも全然違うことになります。
だからネットや本による二次情報よりパッチテスト(一次情報)をしていただき共に過ごしてみることをお勧めいたします!
実際に畳の上で暮らしていくのはあなたです。
情報はあくまで情報、ところ変われば反応も変わります。
ぜひネットやオンラインの説明にご納得したあとのもうひと手間、リアルに会い、リアルに触れることをされてみてくださいね!
当社(このブログも含め)、この畳屋さん、説明が微妙だとか、なんだか怪しいなと感じたら、
面倒かもしれませんが畳屋さんは一度で決めず、何社か話を聞いてみるといいと思います。
(畳は何度も変えるものではないですから)
それでは素敵な畳のある暮らしになることを心から祈念し、このブログは終わりたいと思います!
ほっこりしようぜ
おしまい