当店自慢の“草美人”にて畳の表替え
福岡県飯塚市の和室の畳を張り替え・表替えさせていただいたので使用した素材と雰囲気をご紹介します。
【使用素材】
- 畳床:-
- 畳表:倉井さん家の無染土表
- 畳縁:-
無染土という製法で作られた畳表。
★無染土って何?って方はこちらをどうぞ!★
当店自慢なんですが、言葉、「染土」「無染土」ってなにが良くて何が悪いの?
どう違うの?
という壁が中々越えられず、施工例はさほど増えていきませんが、今日表替えをさせて頂きながら実感したこと、また無染土畳表を使った今後の取り組みについて、そして実際に敷き詰めた写真をもって参考にして頂ければと思います。
まずこちら。
施工前の僕の手です。
そしてこちら。
無染土表にて畳の張替えを終えたばかりの僕の手。
艶っぽくないですか?
写真じゃわかりにくいですが、艶っぽいんです。(断固として)
そう無染土畳表ってのは染土を使わないので、い草の油分がツヤツヤでして、それゆえに草美人と名付けたんですが、これで畳替えした後は、手がものすごく艶っぽくなります。
実際、車から降りる時静電気バチバチ派な僕も無染土畳表での施工後は和らぐほど。
ただそれゆえに、靴下のまま歩くと滑りやすくなっているのがデメリット。
※すぐ馴染むし、素足なら問題なしです。
また香りも染土を使った従来の畳とは違います。
皆さんが良い香りーっと言ってくださるのは、い草と染土がミックスした畳の香りで、無染土はい草そのものの香りでこれまたなんとも言えない優しい香りがするのです。
生産者印も油分が弾いて決まってこんな感じに。
そして畳にしたものが
そして
こんな感じになり、お客様も「良い香りーっ」と大喜びでした。
そして今回は四畳半だったのですが、
こんな感じで端材が出てしまいます。
これを糸を抜き細かくカットする作業を加え、大川のメーカーさんに送り、これまた当店オリジナルの枕と座布団の中材にしていきます。
それは早くて今年の5月頃発売予定ですので乞うご期待です。
ってなわけで、捨てるところがない身も心もツヤツヤになる無染土畳表の施工例でした。
ありがとうございました。
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