こんばんは。
夜になってしまいました
昼間は昼間で畳作って納品したり、新商品の会議だったり、
本当、日々ときめいています(どーーーん)
今日は昨日からやってる「畳の質問22個に答えます!!」の後編で
実は質問に対して調べたりしながら一番勉強になっているのは僕自身です。
本当なんでもやってみるもんですね!
さて、今日の質問内容は以下の11個です
12,い草にも「旬」があるのでしょうか?
13,新品の畳の香りは、何ヶ月くらい保ちますか?
14,なぜ畳の色は変わるのでしょうか?
15,畳は干した方が良いのでしょうか?
16,1枚の畳に使われている井草の本数は何本でしょうか?
17,正式な柔道の大会は本たたみで行っているのでしょうか?
18,畳とフローリング、断熱効果が高いのはどっち?
19,い草を食べることはできますか?
20,い草畑の周辺はいい香りがするのでしょうか?
21,なぜ畳は正方形ではなく長方形なのでしょうか?
22,畳を地球一周させるには、何枚分必要でしょうか?
ってなわけで今日も長くなりそうなので早速いきましょう。
12,い草にも「旬」があるのでしょうか?
あります。
旬というか刈り立てホヤホヤなのは6月中旬から7月中旬から下旬
(農家さん、品種によって多少誤差があります)
そして初物の初織が多少8月のお盆過ぎから9月くらいで一度市場に出てきます。
ただ畳表はまだおる前の状態で2年くらい寝かしたものが良いなど畳屋さんの好みもありますが、タイミングが農家さん、求める問屋さん、畳屋さんによってみんな違うので、一概に今が旬という感じでもないです。
刈り取りだったり、製織(畳表を織る)をがっつり体感させていただきに毎年行くのですが、
今年はいけるかなーーー???
13,新品の畳の香りは、何ヶ月くらい保ちますか?
香りへの慣れなどもあり、感じ取れるかは個人差がありますが、1、2年程度で香りが抜けていくと言われています。
竈門たんじろうなら5年はいける?(笑)
14,なぜ畳の色は変わるのでしょうか?
畳の緑色はクロロフィルという成分です。クロロフィルは空気や温度などの影響で分解されやいため、時間とともに緑色が消えていきます。
これは紅葉と全く同じ理由による変化で、紅葉を楽しむように畳の色の移り変わりを楽しむ、それこそが自然素材の名利だと僕は思っています。
別動画で詳しく話しているので良かったらどうぞ!!
15,畳は干した方が良いのでしょうか?
畳の湿気を取り除くためにもできるのであれば干した方が良いです。
時期的には、春、秋のカラッと晴れた日が望ましいです!!
※干し方については梅雨が来る前にまた参考動画あげますね!!
16,1枚の畳に使われている井草の本数は何本でしょうか?
畳一枚あたり3000本から7000本です。
長くて身入りのいい草がたくさん本数入っているのがいい畳表とされています。
(個人的には太い身入りのいい草が5500本くらいで生き生きと並んでいるが好きです)
17,正式な柔道の大会は本たたみで行っているのでしょうか?
柔道で畳を使い始めたのは修行者の安全のためで、現在では柔道用により弾力性に優れた畳が専用に作られているためお座敷に敷くような本畳は使われていません。
18,畳とフローリング、断熱効果が高いのはどっち?
個体で比べると厚みがあり、ハニカム構造のい草の畳表がついている畳ですが、
現在では床下部分の設備が充実しているので一概絶対畳とはに言えません。
床下設備が何もないのであれば畳でしょうけど。
19,い草を食べることはできますか?
できます。そしてムッチャ体にいいです。
緑黄色野菜に分類されています。
”い草を食す”というテーマで今後は企画も考えていますので、
そこで詳しくみてもらえたら幸いです。
20,い草畑の周辺はいい香りがするのでしょうか?
しません。
い草は泥染し乾燥という工程ののち畳のいい香りになります。
また当店ご自慢の泥染してない畳表、”無染度表”も乾燥したのち香りを放ちます。
無染土表はい草のいい香りなので、畳の香りとい草の香りは実は違うというのも面白いですね!
21,なぜ畳は正方形ではなく長方形なのでしょうか?
長方形なのは畳は元々寝床利用されていたことからきています。
「起きて半畳、寝て一畳。」余計なものはない。この在り方に惚れています。
22,畳を地球一周させるには、何枚分必要でしょうか?
さて。月まで何枚でいけるでしょう?から始まった質問22個に答えます企画も最後です。
あえて地球一周を最後に持ってきたのは、畳は世界に通ず!!そして僕は世界平和を願ってるからこそ畳が大好きなんだ!!という意味も込めてます。
世界平和と畳の因果関係はまた違う機会で喋るなり書くなりします。
質問への答えですが、約2200万枚です。
ちなみに月までは2億1千万枚でした!
計算方法は単純に畳一枚を180センチとして総距離を割っているだけです。
畳で世界と繋がる日を信じて、これからも僕は発信し、生産者さんとともに人を幸せにできる畳を作っていきます。
今後のsano-tatamiyaTVの予告は
・畳とカビ(実技)
・い草を食す
・い草風呂に入る
・畳の干し方(上げ方、干し方、戻し方)
・畳と世界平和の因果関係を語る
・畳お手入れ方法 秋口編
そんな感じでブログでは表現しにくい動画ならではのものも企画していきますので
よければチャンネル登録よろしくお願いします!!
それではまた!!
ほっこりしようぜ
おしまい